【実施レポ】ピアノを教える喜びを再認識!指導実技勉強会
来る12月1日にピティナ・指導者ライセンスを開催します。その対策セミナーとして、重野美樹先生を講師にお迎えし11月9日エリザベト音楽大学3号館600会議室にて『指導実技勉強会』を開催しました。
平日のためモデル生はホンモノの子供ではなく会員の有志!...なので、
◆初級指導実技
ブルグミュラー:25の練習曲より「アラベスク」・・・Nちゃん(小2)
練習はあまり好きではない生徒ですが、雰囲気を出すのがうまく、勢いのある演奏...
◆中級指導実技
バッハ:インヴェンション7番・・・Mちゃん(小6)
ピアノ歴7年。とても真面目で努力家の生徒。真面目な子にありがちな、細かいことに目が行きすぎて...
など、それぞれにシチュエーションを作って、モデル生役を演じます......もうすでにコントのかほりが...(笑)。
モデル生役の会員を、先生役の会員が指導し、重野先生に解説や補足をしていただく...という形で勉強会が進められます。
ややもすると『公開処刑」とも言われがちな指導者ライセンスの指導実技試験ですが、その緊張感を一気に氷解させるべく、抱腹絶倒の例えばなし盛りだくさんで指導者ライセンスにおける指導のポイントをわかりやすく解説されました。
また、指導実技レッスンでの心構えについては...
・特別な知識を語る必要はない。
・いい先生と思われたいとか一切捨てる。
・目の前の生徒さんが主体。その子の演奏に集中。
とご自身の指導者ライセンス審査経験などをもとにお話しされました。
『どうしたらレッスン制限時間の10分、12分...を有意義な時間にできるか一緒に考えましょう!』という重野先生からのメッセージに指導役の先生も触発されて一気にポジティブモードに!!
生徒さんのイマジネーションを膨らませる声かけや良いところを褒めて認めてあげる、気づきを与えてあげる......どの指導役の先生も本当に素晴らしく、効果的なレッスンを披露してくださいました。
指導役として飛び入り参加してくださった聴講の先生も、本当に表情豊かに、生徒さん以上の熱量をもってレッスンに挑んで下さいました。
指導する側、される側...そこにはとてもいい笑顔が溢れていました。
このセミナーは音楽大学の学内施設をお借りして実施したので、現役の大学生も聴講に...!ひっきりなしにメモを取りながら熱心に聴講くださり、指導者ライセンスにも興味を持っていただけたようです。
この勉強会を通じて聴講して下さったみなさんが『ピアノレッスンとは音楽をする喜びを伝えること!』というピアノ指導者という職業の喜びを再認識して下さったのではないでしょうか。講座終了直後より続編希望の声があがるほど、みんなで楽しく実践的に学べた機会となりました。
講師の重野先生、指導役、モデル生役の先生方、本当にありがとうございました。
Rep:ピティナ広島中央支部 中津美和