去る3月9日、リーガロイヤルホテル広島にて平成28年度ピティナ広島中央支部総会を開催し、約50名の会員の皆様にご出席いただき、滞りなく執り行うことができました。
もはやこの総会の目玉ともなっていますが、支部の活動報告や会計報告に続いて、ピア・ラーニング(プチ講演会)を2本立てで行い、支部活動のご理解とあわせて"学び"の場として総会を開くことが定例になっています。
=== ピア・ラーニング ===
Ⅰ.ピアノの正しいお手入れ方法 ~長くいコンディションを保つために~
お話:調律師 宮尾正樹氏
(当協会調律会員 ヤマハミュージックリテイリング広島店)
ピアノ指導者にとってパートナーともいうべき‟ピアノ"の正しいお手入れ方法、管理方法(適温適湿など)について、普段から、ユーザーの領域でできることと、調律師が訪問した際にやっているメンテ、調律師ならではの施せる領域をシンキングマップで図示しながら、大変わかりやすくレクチャーして下さいました。
鍵盤の断面図の画像を見せながら、鍵盤の動きの円滑さが打鍵コントロールに及ぼす影響を解説して下さいました。
よく整備された鍵盤は打鍵2~3ミリの浅さでグリッサンドをしても鍵盤⇒ハンマーが機敏に反応し発音される動画も見せて下さり、弾き手の細かな要求に応えられるピアノの調整を調律師の方たちは日々、日々、心がけていることなどお話し下さいました。
総会後、たくさんの会員の方から「今更聞くに聞けない鍵盤の拭き方など正しい情報が得られてよかった」「生徒にも聞かせたい...」など続編希望のお声も頂きました。
Ⅱ.生徒・保護者とのレッスン室コミュニケーション
お話:広島マカロンステーション代表 重野美樹先生
2015年ピティナホームページで「広島発!レッスン室だより~先生・生徒・保護者の『コミュニケーション』いろいろ~」を連載して下さった重野美樹先生をお招きしてのお話でした。
「毎週おんなじことを言ってるのに伝わらない」...などピアノの指導者なら誰しも抱えておられる問題をコミュニケーションの原点に立ち返って「印象に残る伝え方」「本人への気づきの与え方」など...ご自身の失敗談や経験をもとにお話し頂きまし
た。ピアノ指導者としての喜び、生徒さんへの愛情あふれるお話に一同感動!!
午後のレッスンで早速「使って」みたら生徒さんの反応がみるみる変わった...というお声も頂きました。
4月23日浜離宮朝日ホールで開催されます指導セミナーの第一講座でも同テーマによる重野美樹先生のレクチャーがありますので、ぜひたくさんの方にお聴き頂きたいです♪
みんなで楽しく学んだあとは、美味しいランチで心もお腹もいっぱいに...!!
みなさま!決して支部総会はコワいところではありませんよ!!
楽しく交流し学び合いながら日々のレッスンを充実させて頂けるよう、新年度も活動を行ってまいりたいと思います。
ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
ピティナ広島中央支部 事務局担当:中津 美和