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多摩南ステップ開催レポート(2017.5.21)

5月21日快晴の中、第4回多摩南ステップが開催されました。
小さなお子様から大人まで、音楽愛好家、コンペティションを目指す方、
ピアノ指導者など多くの方々にご参加いただきました。

会場となりました南大沢文化会館交流ホールは円形で木の印象が残る
落ち着いた雰囲気の素敵なホールです。

alegria多摩南ステーションの看板となっております
「クラポップアンサンブル」、「トークコンサート」について書かせていただきます。

ベース奏者の村井俊夫先生、ドラム奏者の大澤基弘先生との共演による、
ジャズやポップスのアンサンブル体験ができるコーナーです。
事前の合わせ、リハーサルでは多喜美穂先生が指導して下さり、
更にカッコよく演奏するにはどうすれば良いか、
奏者の先生方からもアドヴァイスを頂けます。

クラポップアンサンブルはリピート率が高く、お子様でも堂々とリズムに乗って
気持ちよく演奏している姿が特に印象的でした。
お子様のステージでの姿をご覧になり、
ご家族の皆様も大変喜ばれていたことと思います。
お客様も自然と笑顔になるようなステージでした。
クラポップアンサンブルにはピアノ指導者も多く参加しております。
皆さん毎年継続し、年齢を重ねても更に技術を磨き続けております。
ステージを見て大いに刺激を受け来年の選曲を考える先生も多いようです。

多摩南ステップでは、ステーションの理念である
「alegria」=「喜び」「楽しみ」の輪が、
毎年確実に広がっているように思います。

また、多喜美穂先生のトークコンサート(村井先生、大澤先生共演)は、
大人の雰囲気たっぷりの演奏に客席からため息が漏れるようでした。

ラストに演奏された「残酷な天使のテーゼ」はホール全体が手拍子に包まれ、
華やかに幕を閉じました。

ステップ当日が恩師の13回忌だったという参加者の方(ピアノ指導者)は、
恩師に自身の演奏を捧げますと述べ、会場を感動で包みました。
毎年熊本から参加してくださる先生も、
被災などを体験しながらもまずは自分が音楽をやらなくちゃいけない、
という強い思いで上京し「いのちの歌」を弾き語りで披露されました。

このように、多くの感動を皆さんと共有したステップに
アドバイザーとしてお越しいただきました先生方は、
杉本宏江先生、山本雅一先生、そして多喜美穂先生です。

先生方からは、
・同じ記号でも、作品や時代により伝えたいメッセージは違うので、
 楽譜をよく読み研究してください。
・皆さん、どんな音を鳴らしているか、
 思うような音が出ているか聞いてみてください。
・アンサンブルは、奏者同士のコミュニケーションが素晴らしかった。
・メロディー、ハーモニー、リズムという音楽の三大要素を分かち合う
 アンサンブルの体験は、ピアノ学習に大きく役立ちます。
など、多くの言葉をいただきました。

最後は、多喜美穂先生の「皆の力で、"alegria"という言葉通り、音楽を喜びとし、
楽しむことができたステップとなりました。感謝しています。」
というメッセージで締められました。

その後の打ち上げも、大いに盛り上がりました。
また来年、多摩南ステップで沢山の方々とお会いできますように・・・。
ご出演の皆様、どうもありがとうございました。

レポート:田中知子
ロビーの様子
会場の様子
第1部表彰
第2部、3部表彰
第4部、5部表彰
トークコンサート

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