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【クラポップアンサンブル2021 レポート】

毎年開催される多摩南ステップのオプション企画、"クラポップアンサンブル"では、 ピアノ、ベース、ドラムのトリオの編成の演奏体験ができます。 今年5月に開催されたステップでは、子供から大人まで24名の方々にご参加頂きました。

ジャズの定番曲やおなじみのポピュラー曲に加え、只今ブレイク中の曲など、 参加者の方々はそれぞれの曲へ思いを込め、アンサンブルの熱演を披露して下さいました。 また、アレンジや曲中のアドリブ部分をご自分で作成するなど、クラシックの演奏では 体験できないことにチャレンジされた参加者の方も多くいらっしゃり、 この企画を継続してきた成果を感じ嬉しく思いました。

このピアノトリオの演奏体験は、日頃クラシックに携わる私達にとって新しい発見が満載ですが、 その様子が参加者の方々から頂いた感想にも反映されていますので、抜粋して掲載させて頂きました。 また、ベース、ドラムの先生方からもメッセージを頂きましたのでご紹介させて頂きます。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました! ベースの磯部先生、ドラムの大澤先生、事前リハーサルからの熱心なサポート、そして本番の共演、ありがとうございました!

来年のクラポップアンサンブルで皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

alegria多摩南ステーション 多喜 美穂



★参加者の方から頂いた感想

「アンサンブルは初めてでドキドキしたけれど楽しかったです。 リズムが色々と変わる時に3人で合わせるのが難しかったです。」

「アンサンブルは初めてなので、リハーサルレッスンの時から緊張しました。 ベースとドラムの音が迫力があって凄いなぁと思いました。また、参加したいです。」

「2回のアンサンブルでだったので、ドラムの音が良く聴けて、アクセントがつけられました! 楽しかったです。」

「自分の好きな曲でアンサンブルがで来てとても楽しかったです。 リズムが続く所を止まらずに弾けて良かったです。」

「自分自身も凄く楽しかったし、またクラシックとは違った世界っを知って勉強にもなり、 とても良い経験だったと感じています。」

「2年ぶりのクラポップでしたが、本番を終えてみて、やはり参加してよかったなと思いました! 準備からリハーサル、本番まで学ばせていただけることも多かったです。 今回はリード譜を見ながら弾きましたが、ベースやドラムの先生とコンタクトを取れるところが もっとあったなとも感じたので、何も見ずに弾けるようにし、もっとアンサンブルらしさを楽しみたいなと思いました!」 

「楽譜に忠実な演奏を心がけるクラシックとは違い、どこまでどう演奏して良いのか。 楽譜のないソロ部分などをどう表現していくか、また、体で感じるグルーヴ感をどう伝えたら良いのか大変悩みましたが、 演奏当日はドラムとベースの先生のおかげもありとても楽しく演奏することができました。 アンサンブルの今後の課題としては、他楽器の奏者のソロの時のピアノのスタンスの在り方をしっかりと学びたいのと、 自分の演奏自体ももっと解放的に、体を使って表現できる演奏を目指したいと思いました。貴重な経験をありがとうございました。」





★大澤先生からのメッセージ



クラポップに参加された皆さん、演奏お疲れ様でした。 今回は2年ぶりの開催で、緊急事態宣言の中、当日まで実施できるのかどうか不安だったと思います。 でも勇気をもって参加された方たち、そしてそれをサポートする方たち、 全員の協力でとても有意義な一日になったと思いました。

ことのはや、前日の合わせで、参加者の方たちにアドバイスしたことが 本番の演奏にしっかり活かされていることが実感できて嬉しかったです。 皆さんの、短期間で対応する能力の高さに驚きました。

アンサンブルは慣れてこないと、なかなか余裕がもてないのが普通だと思います。 身近な友人たちとも、どんどんアンサンブルの経験をつんでいただけたら 楽しさが何倍にも増えると思います。

また、音楽はジャンルもいろいろあるので、機会があればどんどん新しいものにチャレンジしてもらいたいです。 きっとクラシックに活かされていくことと思います。

また、来年も皆さんとご一緒できることを楽しみにしています。 ありがとうございました。

大澤基弘

★磯部先生からのメッセージ



アンサンブルご参加のみなさん、一緒に演奏できて楽しかったです。私も普段演奏しない曲に触れられて新鮮でした。 ここでの経験が今後のステップアップに役立てたらうれしいです。

音楽は、クラシックとそれ以外、ではなく世の中には様々な音楽があり、その「あり様」があります。 クラシックでもバロックとロマン派では弾き方が全然違いますよね。それと同じように、 それぞれの音楽にはリズム、音色、和音、旋律など独自の表現があります。

今回アンサンブルを通して開いた扉をさらに広げて、ぜひ「本物」のいろんな音楽を体感、体験していただきたいと思います。 決して「なんちゃって」にならないように。これは、できないことの言い訳ですからね。

また一緒に音を重ねることを楽しみにしています。

磯部英貴


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