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多摩南地区 ステップ開催レポート

2022年5月15日(日)alegria多摩南ステップが開催されました。
昨年のような物々しい雰囲気ではありませんでしたが、万全の感染対策を施しての開催となりました。
アドバイザーの先生方は、厚地とみ子先生、多喜美穂先生、長治昴志先生の3名。
移動制限が無くなり、遠方からお越しくださいましたことは嬉しい限りです。

alegria多摩南ステップは通常のステップに加え、クラポップアンサンブルを特徴としているステップです。
通常ステップは、レッスンを始めて間もないお子様から愛好家の方々まで、耳馴染みの曲が多く演奏されました。
お客様も多く、発表会のような温かな雰囲気でした。
私自身が弾いてみたい曲、生徒に弾かせたい曲など、どの楽譜を使っているのだろう、とワクワクする発見がありました。
コンペに向けての部では、緊張感のある演奏の数々に心から応援する気持ちで聴き入っておりました。

alegria多摩南ステーション代表の多喜美穂先生によるトークコンサートは、3年ぶりに開催されました。
演奏曲はDeparture、Ave Maria、獣ゆく細道。ベース:磯部英貴先生、ドラム:大澤基弘先生との共演です。
大盛況の場内では、先生方から繰り広げられる豊かな響きに、会場のお子様がノリノリで聴く微笑ましい姿が見られました。
流石だな、素晴らしいな、という声が多く発せられた15分のトークコンサートは、後に控えるクラポップアンサンブルに勢いを与えてくださいました。

クラポップアンサンブルの部はリピーターが多く、毎年参加しているお子様たちの音楽的な成長はもちろん、体も大きくなっている姿を見て、ステップを通して長い時間を共有できている事をとても嬉しく思いました。また男の子の参加が多いことも特徴の一つです。
そして、小学校低学年のお子様がサラッとアドリブを演奏する場面には大変驚きました。
クラシックのテキストには出てこないサウンドが次々と演奏されたクラポップ。
小学生の頃からこのようなサウンドを体験することは、その後の音楽人生に大きな影響力を与える事を確信すると共に、羨ましくも思いました。
演奏してみたい曲に溢れた部で、皆さん大好きな曲を生き生きと演奏され、それぞれの音楽活動にも大いに刺激となった事と思います。

1日を通して皆さまの演奏を拝聴し、人生のいろいろなシーンを想像させてくれるような演奏や、自身の音楽をしっかりと持ち余裕のある響きで演奏される方など、参加された方の学ぶ姿勢に頭が下がりました。
右手首を骨折した時に練習した「スクリヤービン2つの左手のための小品」を大切に弾いていきたい・・・・というメッセージと共に演奏された方からはPTNAステップ参加への新境地を学ばせていただきました。

リピーターのご参加が多いステップだけに、年に1度のこの場での再会の喜びは大きく、コロナの影響で熊本からのご参加が3年越しに実現できた方と共に、音楽の感動を皆で分かち合うことが出来ました。

「音楽の力ってすごいね」という会話が何度もなされた感動的なステップとなりました!

また来年もalegria多摩南ステーション開催のステップで皆さまとお会いできますよう、スタッフ一同心よりお祈り申し上げます。

report:田中知子

アドバイザーの先生方
演奏の様子①
演奏の様子②
クラポップアンサンブル①
クラポップアンサンブル②
クラポップアンサンブル③
トークコンサート

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