ごあいさつ
ピティナ・ピアノステップ秋田地区へのご参加ありがとうございます。
皆様もご存じのように、国内最大の文化の祭典が、今期、この秋田で「第29回国民文化祭・あきた2014」として開催されました。そして、10月25日と26日の両日は、全国から参加者を集い「ピアノフェスティバル」が、ここアトリオン音楽ホールで盛大に行われました。
地域の文化力を高め、文化の力で地域を元気にしていくことを目指して展開されたこの取り組みの理念は、ピアノ指導に携わる者にも共通する思いです。次世代を担う人材を支えていくことができるよう努力していきたいと思っております。
中世のヨーロッパ貴族は、精神安定のために音楽を聴いていたという歴史があります。小川のせせらぎや風のそよぎのような「揺らぎ」という音の特性を含んだ音楽のもつ一定の規則性は、心のリズムを整えてくれるのです。現代では、ある条件をもつ音楽を聴くとゆっくりと深い呼吸が得られ、心拍が安定化し、不安を解消するという癒し効果があると科学的に立証されています。その他にも、聴くと勇気や希望がわいてくる音楽、深い悲しみを共感するための音楽など、音楽の楽しみ方は人それぞれではないでしょうか。
ステップにご参加の皆様も、時として私たちに大きな力を与えてくれる音楽に、素晴らしい魅力を感じながらレッスンに励んでいることでしょう。
今日は、音楽で満たされた幸せな一日となりますように。
ピティナ秋田支部長 若松マキ
(当日のプログラムより)