ごあいさつ
ピティナ・ピアノステップ秋田地区へのご参加ありがとうございます。
これまでは、「子どものうちに始めなければ、ピアノは上達しない」
と言われてきました。
しかし、最近の研究では、大人や高齢者でも、ピアノ演奏に大切な「脳梁」
というものを大きくすることができると分かってきています。
大人でも子どもでも、より効果的な上達のポイントとして、
以下の3つが紹介されていましたので、ご参考にしてください。
1.好きな曲を弾く
2.休憩を取ってリフレッシュし、集中力を蓄える
2.イメージトレーニングをする
(イメトレをしているときの脳の動きは、
実際に体を動かしているときと同じ動きをするそうです)
あるTV番組で、65歳で退職した後にピアノを習い始めた男性が、
ショパンのノクターン12番を演奏されていました。
「ピアノが好き、この曲が好き、ショパンが好き」という思いが、
ひしひしと伝わってくる演奏でした。
そして、「作曲家が心血を注いだ芸術作品を自分で再現できる、これが一番の楽しみ」
と語った言葉に心を打たれました。
楽器に向かうだけでなく、美術館に行って絵画鑑賞したり、
街や森を散歩したりするなど、心の栄養を取ることも大事です。
みなさんが、自分に合った練習方法を見つけ、
生涯にわたってピアノ演奏に親しんでいただけることを願っております。
ピティナ秋田支部長 若松マキ
(当日のプログラムより)