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7月の連弾研究会報告と茅ヶ崎ステップ開催のお知らせ

 

暑い日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。

去る7月3日(水)、ヤマハ藤沢南口センターにて、連弾研究会が行われました。

コンペ出場の生徒さんを抱えておられる先生も多い中、14名の方々がお集まりくださいました♪

 

今回も引き続き「もぐもぐブギ」、「もっとふたりのピアノ」、そして

シュンゲラー編「新しい子どものうたの本1」より、合わせて5曲を取り上げました。

 

2013.7.3連研1.JPG 今回使用した楽譜とレジュメ

 

★佐藤 眞★

「翔くんの無人島探検」 ❝もぐもぐブギ❞ (カワイ)より

プリモのメロディのアーティキュレーションについて、様々な解釈、8分の6拍子の指導法についてなど、活発なディスカッションが行われました♪

テンポの設定により、翔くんの年齢設定や、勇ましくぐんぐん歩みを進めるケース、初めての探検で慎重に一歩一歩進めるケースなど、表現に幅を持たせることもできました。

 

★内田勝人★

「グラナダの風」 ❝もぐもぐブギ❞(カワイ)より

スペインの3拍子系のリズム(フラメンコ、ホタ、ボレロ、マラゲーニャ)について、軽くおさらいしてからスタート。

曲の背景にある一貫して続くリズムが、ppからfffまで、じわじわと盛り上がります。

スペイン各地方の音楽、舞踏、風土を思い起こし、プリモの朗々と響くメロディ、情緒的な言いまわし、セコンドのリズムのもって行き方を工夫し、盛り上がりました。

 

★内田勝人★

「しまうまのさんぽ」 ❝もっとふたりのピアノ❞(音楽之友社)より

上記の同作曲者の作品とはがらりと雰囲気が変わり、ほのぼのと、小さなピアノ学習者と楽しく弾きたくなる可愛らしい曲です。

プリモのメロディのアーティキュレーションは、ピアノ経験の浅い学習者に伝えたいことが、たくさん散りばめられています。

両手でユニゾンを弾く難しさ、平行(並行)、反行の運指についても、ディスカッションしました。

 

★シュンゲラー編★ ❝新しい子どものうたの本1❞(日本ショット)より

「ぼくのおうま」

「小ぎつね」

現在入手困難な楽譜となってしまいましたが、素朴で美しいアンサンブルを体験することができます。筆者お気に入りの曲集でもあり、今後も取り上げていきたいと思っています。

初回の今回は、5指のポジションで弾けるスタイルの、上記2曲を取り上げました。

「ぼくのおうま」も、初心者のユニゾンの練習にピッタリの一曲です。

 

 

そして今回も、各曲に小林順子先生が素敵なオーケストレーションをアレンジしてくださいました♪

音の世界を広げるマジックボックス。目の前で繰り広げられるデモンストレーションに、皆興味津々♪

2013.7.3連研2.JPG 

この連弾研究会のために手掛けてくださった楽曲は、11曲にも及びます。お宝ですo(^_^)o

 

 

連弾研究会も今回で9回目となりました。

連弾曲は、なかなか一人で曲の隅々まで読み込むのが難しいということもあり、一緒に勉強できるお仲間の存在を、大変有難く思っております。

この場で新たな発見、新たな解釈に「なるほど」と頷いたり、いろいろなタイプの先生方と同じ曲を弾き比べる楽しみもあり、いつもあっという間の2時間です♪

 

ソロの演奏も、言わば右手と左手のアンサンブル。

普段のレッスンにも活かせる内容で溢れています♪

 

次回連弾研究会は、夏休み明け、9月4日(水)です。

活動にご興味のあるピアノ指導者の方は、どうぞお気軽にお問合せください。

 

 

また、9月21日(土)には、茅ヶ崎市民文化会館小ホールに於いて、初めての茅ヶ崎ステップが開催されます。

http://www.piano.or.jp/step/schedule/kanto.html

会場の都合で、16時までの開催となりますが、終演後、アドバイザーの日比谷友妃子先生を囲んで、同会館内会議室にて茶話会(仮称)を計画中です。

                             (要予約。詳細は決まり次第お知らせいたします♪)

 

そちらも合わせて、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします♪

 

shonan-piacere@dream.ocn.ne.jp

                                       湘南ピアチェーレST  山口英里子


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