相模大野クリスタルステーション代表パップ晶子の指導による第5~7回バルトーク勉強会がスガナミ楽器町田店2Fハーモニーホールで以下のように開催されました。参加の先生方はもの凄い集中力で勉強し、ご自身の演奏とレッスンの場でもバルトーク作品を大いに活用なさっています。想像よりも速いバルトーク作品の浸透力、嬉しい手応えを感じております。
第5回勉強会 4/4(月)10:30~12:00
《子供のために②》と《15のハンガリー農民歌》より次の曲、および第40回ピティナ・ピアノコンペティションA2級課題曲を取り上げました。
・《ピアノ初心者のために》第6番(コンペ課題曲)
・《子供歌のために②》(スロヴァキア民謡編)よりattaccaで繋げられた最初の3曲:第1~3番
・《子供歌のために②》より愛の歌:第19番「ロマンス」、第24番(19番と歌詞は同じ)
・《15のハンガリー農民歌》より:第1,2番「4つの古い哀歌」、第5番「スケルツォ」
最後の30分間は、2名の先生が演奏する《3つのチーク県の民謡》へのワンポイント・アドバイスを行いました。
第6回勉強会 6/13(月)10:30~12:00
《子供のために②》を取り上げる予定を変更して、《15のハンガリー農民歌》全曲を一気に行いました。というのは、レッスンのための教育作品だけではなく、先生方ご自身のコンサートレパートリーとしての作品にも関心が高いと感じたからです。この作品は歌詞にも高い価値があります。哀歌、たまらない冗談、悲劇、愛の歌、どん底の酒の歌、皮肉な冗談......と色々なものが出てきます。曲ごとに歌詞を朗読してから解説を行い、演奏しました。《15のハンガリー農民歌》は次の4つの楽章からなります。
・第1~4番「4つの古い哀歌」
・第5番「スケルツォ」
・第6番「バラード」(主題と変奏)
・第7~15番「古い舞踏の歌」
最後の30分間は、3名の先生方が演奏する《3つのチーク県の民謡》、《15のハンガリー農民歌》第2番、《子供のために②》第1~3番へのワンポイント・アドバイスを行いました。
第7回勉強会 7/4(月)10:30~12:00
《子供のために②》より次の曲を取り上げました。
・子供の歌:第6番「ラウンド・ダンスI」、第9番「ラウンド・ダンスII」、第20番「おいかけっこ」
・attaccaで繋げられた曲:第11~13番
・悲痛な曲:第16番「嘆き」
・楽器が用いられた曲:第15番「バグパイプI」、第26番「農夫の縦笛」、第30番「バグパイプII」
・第13番に関連付けて:《44のデュオ》(2本のヴァイオリンのための)第18番「ハンガリーの行進の歌(2)」
最後の30分間は、2名の先生方が演奏する《子供のために①》第34~36番「酔っぱらいの歌」、《15のハンガリー農民歌》第12,13番「古い舞踏の歌」へのワンポイント・アドバイスを行いました。
(写真:第7回バルトーク勉強会 ワンポイントアドバイスの様子)
第8回バルトーク勉強会でも《子供のために②》を取り上げます。
日程は8月30日(火)10:30~12:00、場所はスガナミ楽器町田店2Fハーモニーホールです。勉強会の参加・登録についてはスガナミ楽器のホームページをご覧ください。