春の訪れの待ち遠しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先週2月18日、ヤマハミュージックアベニュー藤沢にて恒例の連弾研究会を行いました。
★シュンゲラー編 ❝ピアノ連弾のために 新しい子どものうたの本1❞(ショット版)より
「ハンスとグレーテ」Der Hans und die Grete
民謡のモチーフは、いろいろな作曲家が親しみを持って自作のシンフォニーの中に取り入れたり、バリエーションとして編曲を施していることにより、私たちも耳にする機会があります。
この曲もソロ曲❝古典派を弾こう❞(音楽の友社)よりクーラウの作曲で「6つの変奏曲」としてバリエーション化されています。(K先生ありがとうございます!)
ハンスとグレーテという名前も、お馴染みの「ヘンゼルとグレーテル」(親しみをこめた愛らしい呼びかけにより語尾が変わる)と同じ名前ですし(兄弟ですが...)、ハインリッヒ・ハイネの詩に、ハンスとグレーテの結婚式の日に、グレーテに失恋したペーターの複雑な心境を綴った「哀れなペーター」という曲が、シューマン作曲であることも分かりました。(3つの詩「ロマンスとバラード 第3集」op.53(1840)より第3曲 )
もしこのハイネの詩と、ドイツ民謡がお話の中で繋がっていたら面白いですね...。真相やいかに。(N先生いつもありがとうございます!)
★アンゲルブレシュト ❝子供部屋1 連弾のための❞(全音楽譜出版)より
「アム-ストラム-グラム どれにしようかな」AM-STRAM-GRAM
どれにしようかな。。と変拍子が次々と繰り広げられ、アンゲルブレシュトの和声感も楽しめる可愛らしい曲です。
四分音符3つのモチーフが随所に見え、「アム、ストラム、グラム!」と唱えながら弾いても面白そう。
★三善 晃 ❝ピアノ連弾曲集 音の栞Ⅲ❞(カワイ出版)より
「猪たちの祭り太鼓」Festive Drum by Wild Boars
三善メソードの第96曲(日本の旋法)より同名のソロ曲の解説を読みながら、5音音階である日本の音階(雅楽...呂旋法、律旋法、俗学...陽旋法、陰旋法)などを弾き、その用法を用いた曲も数曲参考にしてから取り組みました。
ソロ曲ももちろん素敵な作品ですが、リズムの重なり合い、うたの掛け合いなど、連弾になると面白さも倍増します。しばし悪戦苦闘(笑)しながら、ソルフェージュ力と感覚を駆使して夢中になりました。
来月もう一度、皆さんで挑戦します♪
★ブラームス★
❝ハンガリー舞曲❞(各社)より「1,3,5,7番」
3月開催の藤沢ステップに参加なさるN先生&K先生が演奏をご披露くださいました。
先月に続き、素敵な演奏に皆うっとり♥ 開催日が楽しみです♪
どうぞよろしくお願いいたします。
【来月の連弾研究会:3月18日(水)10時~12時】
シュンゲラー:僕はトランペット吹き
アンゲルブレシュト:どこゆくの?足の悪い子
三善:猪たちの祭り太鼓
ドビュッシー:小組曲より「小舟にて」
連弾を通して、湘南3ステーションに関わる地域の先生方と指導力アップを図りませんか?
お問合せはこちら → shonan-piacere@dream.ocn.ne.jp 山口英里子まで