セミナーやコンサートで大変人気のある赤松林太郎先生のコンサートということで、開演時間前には、たくさんの方が会場にお見えになられ、非常に活気ある雰囲気でした。
演奏も非常に美しく、午前中、ステップで子供たちが演奏していたピアノから、楽器の本来持つ響きを最大限に引き出され、コンペの課題曲の作品一つ一つを、先生の解説と豊潤な響きのピアノで味わうという、とても贅沢で幸せな時間を堪能させて頂きました。
演奏の合間には、先生が実際に訪問された外国での体験、それぞれの国の情景、作品の時代背景などもお話され、作曲家が実際に生き、音、音楽を追い求め続けた生き様を、より身近に、生き生きと感じることができました。
会場のお客様は、小さなお子様からお年寄りの方まで、とても集中して聴いておられ、また、こうした機会がありましたら、是非、先生のコンサートをお聴きしたいと、全ての皆様が思われたことと思います。
このような素晴らしい機会に、心から感謝いたします。
《当日の曲目》
ピティナコンペティション課題曲から
1.スカルラッティ:ソナタ K.9/L.413
2.チマローザ:ソナタ第37番変ホ長調
3.W.A.モーツァルト:ドンジョバンニから「メヌエット」
4.マイカパル:春
5.シューベルト:即興曲変ト長調OP.90-3
6.バルトーク:ルーマニア民俗舞曲より 第6番
7.ピアソラ:アディオスノニーノ
8.ピアソラ:リベルタンゴ(山本京子 編曲)