ピアノ・ステップのオプション企画第2弾として、
今年も、学校クラスコンサートを実施いたしました。
演奏は、ステップアドバイザーにお越し頂いた
林 苑子先生と、ルイ・レーリンク先生。
児童たちは先生方のペースにすっかり巻き込まれ、
笑いと感動の忘れられないひと時となりました。


日時 : 平成20年10月6日(月)
9:30~10:15 伊予市立下灘小学校3~6年生
10:30~11:15 伊予市立翠小学校3~6年生
13:00~13:45 伊予市立由並小学校4~6年生
会場 : 伊予市立由並小学校 体育館ステージ
主催 : ピティナ伊予しおさいステーション
協賛 : 双海ライオンズクラブ
後援 : 伊予市教育委員会 / ピティナ愛媛県支部
調律協力:ヤマハ松山店
《プログラム》
♪ピアノ演奏とお話
1.ベートーヴェン : エリーゼのために(ソロ *ルイ・レーリンク先生)
~とても有名なこの1曲。美しい音色を楽しんでくださいね~
まず初めから、みんなビックリ !!! (大爆笑)
なんと、ルイ先生が、ベートーヴェンに変身して登場! (かつら、よく似合ってま~~す)
児童も、ベートーヴェンに変身。「私は、ベートーヴェンです・・・」
エリーゼはぼくのこと、「スキ or キライ・・・」といって、花占い。
こんな感じで、「エリーゼのために」は作曲されましたよ~。
(みんな、ルイ先生の演奏に、うっとり~~~。)

♪共演しよう!
2. ロジャーズ : エーデルワイス(リコーダー)
~エーデルワイスはどんな花?思いうかべながら演奏しましょう~
みんな とても上手でした。
次に、林先生が、ピアノについて説明。
「鍵盤は、今は88鍵。モーツァルトの頃は、もっと少なかったのよ・・・。」
「ピアノの周りの空気が震えて、みんなの耳の中に音が入っていくのよ。
そして、みんなの心も震えるのね・・。」 (さすが、いいこと言いますね!)
♪ピアノ演奏とお話
3. ショパン : 幻想即興曲(ソロ*林苑子先生)
~スケートの有名なあの選手も、この曲で演技をしていましたね~
どんな感じの曲かな・・?
「初めは少し速く、真ん中にゆっくりしたところがある。
そして、また速いところ。
最後のメロディーが低いところに出てきて、終わりに近づく・・・という曲です。」
説明の後は、演奏です。
みんな、とても真剣に聴いていて、曲の感じによって、顔の表情が変わるのがわかるほど、曲の中に入り込んでいました。(スゴイ!!)

♪共演しよう!
4. 作詞/杉山政美 作曲/小林亜星 野に咲く花のように(歌)
~ピアノと心をひとつにして、大きな声で歌いましょう~
みんな、音程も正しく、とても上手でしたね。

ルイ先生「ピアノやってる人・・?」
「けっこういるねえ・・!」
「ピアノって、高い音、低い音、いろんな音があるねえ!」
「ピアノって、こうやって弾くんだよ!」
「鳥みたいだねえ・・! ほら、音が鳥みたいに飛んでいったよ・・。
あそこあそこ・・。」
「音も、いろいろな所に飛んでいくんだね。
耳を良く使ってみよう!」
「じゃあ、今度は、ピアノの下に入ってみよう!」
「ジャーン・・・・」(ベートーヴェン悲愴ソナタ第1楽章冒頭の演奏)
「 どう!? すごい音でしょう・・」
(みんな、キャーキャー言っていました。)
♪ピアノ演奏とお話
5. モーツァルト : トルコ行進曲 (ソロ*ルイ・レーリンク先生)
~手拍子で一緒にアンサンブルしましょう~
「モーツァルトは、オーストリアの人ですね!」
「オーストリアといえば、トンカツの国なんだよ・・トンカツ食べたい人は、オーストリアに行ってね!」(笑い)
「オーストリアはどこかな・・・?」
「オーストリアは、トルコと喧嘩になって、軍隊がオーストリアに入ってきたんだよ。
トルコ人は、すごーく変な歩き方をするから、オーストリア人は、トルコ人をバカにしていたんだ」
こ~んな歩き方だよ・・。
君もやってみる・・?

「それで曲の始めは、ふらふら歩いているような感じのこのようなトルコ行進曲のメロディーになりました。
じゃあ、曲にあわせてみんなで楽器をならしてみよう。好きなリズムでいいよ・・。」
(すっごく盛り上がって、みんなサイコーに楽しそうでした。)
♪連弾
6. ブラームス : ハンガリー舞曲 第5番 (林先生&ルイ先生)
林先生「今度は、4本の手で弾きます。指20本よ!。
ルイ先生とは、身長40cmほど違うし、生まれた国も日本とオランダです。
私はオランダ語がしゃべれないけど、音楽は言葉と違って、心がつながります。
そして、心が豊かになります。」
《質問コーナー》
先生の手の大きさを見せてください。
「合わせてみる・・?足は30cmだよ・・。」(笑い)
じゃあ、終わりにみんなで「夕焼け小焼け」を歌いましょう・!
先生方、どうもありがとうございました。
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《児童たちの感想文より》
- 私たちと一緒に共演してくださってありがとうございます。
- 先生たちの演奏を聴いて、音楽がすごく好きになりました。
- 先生たちの演奏を、もう一度聴きたいです。
- 心に残ったのは、「夕焼け小焼け」です。歌っていると、きれいな夕日の風景が思い浮かんできました。
- ピアノを習っているので、自分もこんな曲が弾きたいと心で思いました。
- 今よりもっとピアノが好きになりました。
- 私が一番心に残ったのは、[エリーゼのために」と「幻想即興曲」です。
(この意見が一番多かったです)
- 私は、ピアノや音楽はつまらないし、楽しくないと思っていたけど、「エリーゼのために」を聴いて、「ああ、とってもいい曲・・」と思いました。
- 気持ちで曲を作るということを教えてくださってありがとうございました。
- 私も先生みたいにピアノを上手に弾けたらなあ・・と思いました。
- 林先生の右手のメロディーが大きくて、左の伴奏が小さくて、速くてとてもきれいな音でした。
- 苑子先生の指の動きがすごく速くてびっくりしました。目が追いつけませんでした。
- しなやかな手の動きに、鳥肌が立っていました。
- 林先生に、ピアノの線を触らせてもらって、嬉しかったです。震えていました。
- 先生たちが弾いている時、指だけじゃなくて体全体で弾いていました。
- ピアノは、いろんな音が出るので、気持ちが穏やかになるなあと思いました。
- きれいな音を聴かせてもらって、嬉しくて楽しかったです。音楽の楽しさがわかりました。
- 「トルコ行進曲」のはずむような音が好きです。
- みんなで足踏みや手拍子をしたのがおもしろかったです。
- 今はこのリズム、次はこのリズムにしてみようかと考えるのが楽しかったです。
- 「トルコ行進曲」は、みんなで演奏すると違った印象でした。
- トルコ行進曲は、体が勝手に動きそうになりました。
- 心が楽しくなりました。まるで踊り出しそうでした。
- 大太鼓のタイミングを合わせるのが少し難しかったけど楽しかったです。この体験は、ずっと忘れないと思います。
- ルイ先生のかつらが、よく似合っていました。
- ルイ先生は、手が大きかったです。
- ルイ先生はおもしろくて、笑っているうちに曲の作り方を覚えました。
- ルイ先生の手の上に手を乗せてもらった時、「あっ、すごく飛んでるみたい・・」と思いました。
- ピアノの下に入って音を聴いた時、初めての体験だったので、わくわくしました。とても大きな音でした。
- ピアノの音の出る場所や、音は見えるということなど、今まで知らなかったことをたくさん知ることができました。
- 今日の演奏を聴いて、連弾をしてみたいと思いました。
- 二人の息が合っていて、すごいと思いました。
- 林先生とルイ先生は全然違うけど、二人とも心がこもっているように思えてよかったです。
- 連弾がとても上手で、心が癒されました。
- 一つ一つの音が、心に響いてきました。
- 二人の連弾で、音楽は人と人の心をつなぐことができるという事がわかりました。
《学校の先生方の感想》
- 素敵な演奏をありがとうございました。子どもたちは、素晴らしいピアノの音色に感動していました。一緒に演奏していただいたことも、とても嬉しかったようです。
- 大変感動的で素晴らしかったと、児童、教職員、保護者などにも大好評でした。このコンサートをきっかけに、音楽が大好きになった児童がたくさんいて、大変嬉しく思っています。ほんとうにありがとうございました。
- フレンドリーなルイ先生と林先生に、いっぺんに子どもたちが引き込まれた感じがしました。
- 先生方の素晴らしい演奏に感動し、ピアノって、音楽ってとっても素敵だなと感じたコンサートでした。
- ピアノを通して子どもたちと触れ合っていただきましたことに感謝します。
《PTNA伊予しおさいステーション スタッフより》
昨年、不安いっぱいで始めた学校クラスコンサート。こんなにまで皆さんに喜んでいただいて、本当に嬉しく思います。これからも、子どもたちに心の温もりを届けて行きたいと思っています。
感動をプレゼントしてくださった林苑子先生と、ルイ・レーリンク先生、どうもありがとうございました。
このコンサートは、協賛頂いた双海ライオンズクラブの方々のご支援で開催できました。この場をお借りし、心からお礼を申し上げます。
(レポート:荒木)