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宮谷理香先生セミナー「ショパン演奏の秘訣」実施レポート

2020年10月26日(月)ファンタジーホールに於いて宮谷理香先生の特別セミナー
「ショパン演奏の秘訣」導入編~ショパンの素顔に迫る!~を実施しました。

宮谷先生には、土曜日のピティナ・ピアノステップアドバイザー、日曜日のブルグミュラーコンクールの審査もお願いしていましたが、連日のお疲れも見せず、終始にこやかな笑顔で、ショパンの魅力についてお話し下さいました。

「ショパンの素顔」として、女系家族の中の男の子であったこと、26歳の時のパスポートより、身長170㎝、髪の毛ブロンド、目灰色が買った青(茶色含む)、鼻普通、口普通、髭ブロンド、あご丸形、顔楕円形白、職業ピアノ教師、体重97ポンド(43.9㎏)、ショパンの左手の石膏も見せて頂き、具体的に知ることでショパンのイメージが脳裏に浮かびあがり、目の前にショパンがいるかのような感覚に襲われました。

続いて、ポロネーズ、マズルカ、ワルツ、それぞれの舞曲の特徴を詳しくお話しいただきました。
・ショパンは土着の民族舞曲の要素を取り入れ独自のものにし、曲を芸術作品にまで引き上げた。
・ショパンの演奏における難しさは、1つの曲の中に次々と違う種類の舞曲が入ることにより雰囲気が変わる所にある。
・ショパンは、音楽を音による思想の表現と捉えており、音符を並べただけでは表現できないショパンの魂の表現が大切である。
・ショパンのfの奏法は、誇り高いイメージが大切で、音量だけ変えないで、ボリューム、遠近感、テンションの組み合わせを意識することが必要。
・スケールやアルペジオといった基礎練習も大切。

最後は、贅沢にもミニコンサートで締めくくって頂きました。マズルカ、ワルツなど、セミナーの内容がそのまま演奏に表現されていて、どう弾けばよいかをご提示いただいたように思いました。最後の「英雄ポロネーズ」は圧巻の演奏で引き込まれてしまいました。
宮谷先生、素晴らしいセミナーを有難うございました。

講義中の宮谷先生.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像ミニコンサート.JPG セミナーの様子.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像 CDサイン会.jpg宮谷先生、ブルコン審査員厚地先生、ステーション代表荒木.JPG宮谷先生を囲んで.JPG Report:荒木 惠子


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