指導者ライセンスは初級・中級・上級と指導する内容によって級が分かれており、各級ライセンス取得には演奏実技・指導実技・筆記試験・レポートの4種類の試験が課せられます。
この度は演奏実技・指導実技の2種類の試験を行い、中級演奏実技2名、上級演奏実技2名、初級指導実技2名、中級演奏実技3名、上級演奏実技2名、音大大学院博士課程在学中の方からベテランの指導者の方まで渾身の演奏、指導を披露して下さいました。
試験終了後には3名の審査員の先生方より大変丁寧で実践的な講評を頂き、ディスカッションも行いました。
11月19日に開催した指導者ライセンス説明会を経て、事前対策勉強会、そして上級指導実技に臨まれた藤本宏平先生にインタビューをしましたのでご紹介させて頂きます。
♪ この度指導者ライセンスを受検してみようと思った一番のきっかけは 何でしょうか?
東京音楽大学大学院を修了し、広島に戻ってからは、専ら演奏を主としていましたが、今後は指導もまた、両立をして活動を行いたいと思っています。
指導者ライセンス説明会にて、支部長の沢田菊江先生のお誘いも頂き、まずは第一歩として、受検をしたいと思いました。
♪ 指導者ライセンスを受検されてみて、何かご自身の中で変化はありましたか?
ピアノ指導は、自分自身の演奏・練習の仕方、また、日頃の音楽活動・生活習慣を見直す機会となりました。
レッスンでの言葉はまた、常に指導者自身にも返ってくるもので、何を言わなければいけないか・何を言ってはいけないかといった、必要性・けじめもまた、身に付けることが出来たと思います。
♪ 今後受検を考えておられる方々、後輩(音大生)へ実体験をもとにメッセージをお願いいたします。
音楽を学ぶということは、「音楽を通じて、学ぶこと」だと思います。そこには、自身の抱いている音楽家・芸術家としての、また何よりも、人間としてのドラマが息づいていることと思います。引き続き、音楽と共に、それぞれの人生を楽しみましょう。