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【広島名物】対策勉強会

これまでピティナ広島中央支部では指導者ライセンス筆記試験の事前対策として出題傾向の勉強会や実際、「ブルグミュラー25の練習曲」を使ってみんなでアナリーゼしたりしてきました。

この度は来る12月5日(土)に開催される指導者ライセンス「指導実技」に向けての実習を交えた受検対策勉強会を行いました。

講師役はもちろん支部長の沢田菊江先生です。なんと沢田先生が『ありがちな演奏例』として突っ込みどころ満載なブルグミュラーの「アラベスク」、「インヴェンション13番」など弾いて下さり「先生方ならどのような言葉がけをしますか?」とディスカッション形式の研修もあり充実の90分でした。

以下、トピックスをご紹介いたします。

★ 指導実技...限られた時間でできることは...!

指導実技の試験時間は初級が10分、中級は12分、上級は15分。生徒さんに伝えてあげあい事は山ほどあっても優先順位をつけ、ポイントを絞り、すぐにでも改善できそうなこと、またその練習方法を伝えてあげる事等のノウハウを伝授頂きました。

初級なら拍感・強弱・曲のイメージ、中級なら形式、調性、和声進行、特にポリフォニー初心者へは左右の音量バランスなども、上級なら運指、肩から腕、指をうまく使った脱力など具体的な切り口も示して頂き、まさに指導実技の「赤本」実演版でした!!

★ 演奏も指導も一緒!

指導実技は公開形式。形態としては公開レッスンなので、見ている方にも指導の内容・意図がが伝わるようレッスンしなければなりません。

でもそれは演奏も同じ...ホールの最後列の方まで音楽が伝わるように...聴き手を意識することが大切だそうです。

★ モデル生さんに寄り添う

モデル生さんはいつもと違う場所、違う先生、しかも審査員みたいな先生もいる...緊張でガッチガチです。「今、何年生?」「お名前は?」「アラベスク...て何か知ってる?」まず声を発せさ緊張をほぐしてあげる心遣いも!

また年齢にあわせたアプローチ、伝え方の選択も必要です。椅子の高さ、ピアノとの距離を見てあげるのも実は重要......毎週会っている直接の指導者は意外と子供たちの身長が伸びていることに気づいていないのだそうです!!

★ 指導実技は合否制ではありません!

ひとえに指導と言っても教える側・教えられる側によってその方法は千差万別です。

指導実技では合否をなくし、受検を重ねて頂くことで短時間で改善ポイントを見極める訓練を、また、他の受検者のレッスンを見聞きして指導者自身の「引き出し」を増やして頂く事を目的としています。

次回指導者ライセンス受検検討の方は、是非12月5日(土)に開催される「指導者ライセンス」のご見学にお越し下さい。きっと素晴らしい収穫があると思います!!

 

◎ 指導者ライセンス試験 広島地区

◆ 会場:エリザベト音楽大学 ザビエルホール

◆ 時間割
9:30-10:05  中級演奏実技 2名
10:05-10:30 上級演奏実技 1名
10:30-10:40 休憩
10:40-11:00 初級指導実技 2名
11:00-11:36 中級指導実技 3名
11:36-12:06 上級指導実技 2名
12:06-12:35 講評


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