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【受講レポ】「テクニック・クリニック」~楽しい裏ワザのオンパレードでレッスン革命~

石嶺尚江先生のセミナー「テクニック・クリニック ~楽しい裏ワザのオンパレードでレッスン革命~」に参加された岡野直美先生からレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

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石嶺尚江先生による「テクニッククリニック」〜魔法の処方箋〜

2015年11月12日(木)いよぎんビル7階スタジオにて、石嶺尚江先生による、ピアノ指導者スキルアップセミナー「テクニック・クリニック」が開催されました。

心待ちにしておられた約60名の熱心な先生方で会場は埋め尽くされました。

石嶺先生のセミナーは、タイトルの通り「ピアニストのための病院」で診察の仕方、処方の仕方のネタをたっぷりと伝授していただきました。

石嶺先生は、長年、子ども達の手をよ〜く観察されており、様々な細かい問題点を見つけ、そこで先生の素晴らしいアイディアで改善し続けてこられた成果をお話いただきました。

その問題点のカルテではざっと58項目をリストアップされており、今日は、2時間たっぷりのセミナーでしたが、20項目を、スピーディーな改善術で、説得力あり、笑いありの話術で私たちは魅了されました。

問題点カルテ
1. 手のフォームがつぶれる
2. 手首が下がる、手首を上下に振りながら弾く
3. 指の第1関節がグラグラする 指が立たない
4. 親指が独立していない
5. 小指がたたない
6, 指先が鈍感
7. 指の瞬発力が弱い
8. 鍵盤をつまむ力が強い
9. 響きが悪い
10. 音色のコントロールができない

ざっと10項目の抜粋をみただけでも、どの項目もピアノ指導者は誰でも、出会ったことのある問題点リストでした。

石嶺先生の処方の仕方のポイントは、いろいろ特殊なグッズをたくさん使うのではなく、身近なあるもので改善させよう!」ということでした。

例えば、
1.「手のフォームがつぶれる」改善法としては、
左手をグーにして、右手をパーで左手の上にかぶせること。

3.「指の関節がグラグラする」の改善法は、
ペンを指でバランスよく立たせて、手の体幹を鍛える。

7. 「指の瞬発力が弱い」の改善法は
ピアノのふたを指で打鍵し、、コーンといい響きが聞こえるようにうつ。

など、身近なもので、さっと、あっ!と言う間に改善してしまう、石嶺先生の改善法は、今日からすぐ使えるレッスン活用術ばかりで、まさに「魔法の処方箋!」でした。

今回を見逃され方は、まだチャンスはあります!先生方のお悩みを即解決!是非おすすめです。次回2月4日に是非お越し下さい。

石嶺先生には広島参加者一同、心より感謝いたします。次回の第2弾のセミナーを心待ちにしております。

(レポート Naomi Okano


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