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第2回バロックダンス講座

第2回バロックダンス講座

 2007年4月3日つくば市文化会館アルスホールに浜中康子先生とご夫君で埼玉大教授の伊藤誠先生をお招きして、バロックダンスの講座を開催しました。(つくば支部、つくばsolaステーション共催)

昨年4月に第1回を開催しましたが、その際に、皆さんから「ぜひ来年も」というご意見をたくさんいただきました。実際のところは、今回の参加者45名のうち半数以上が初めての参加の方でした。したがって、もう一度基本からステップを教えていただきました。
伊藤先生のヴァイオリン演奏、そして支部長の米元えり先生のピアノ演奏に合わせてのステップです。2回目の参加者からは、同じステップを踏んでも、昨年の 第1回の時と今回では、こちらの感じ方が全く違うという声が寄せられています。最後の米元先生のお話にもありましたが、繰り返すことがいかに大切かという ことが身にしみてわかりました。来年もまた開催予定です。参加した正会員の感想を以下にご報告させていただきます。

(岡部玲子)

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昨年 習った基本ステップ3種類を 思い出しながらリゴドン ガボット メヌエット サラバンドの勉強をしました。リゴドン ブーレ ガボットは2拍子系  メヌエット サラバンドは3拍子系と理論では理解していましたが、実際はもっと細かい分類のリズムがあることが分かりました。それに伴いステップの質も 複雑になり難しく感じました。
特に跳躍のステップ 摺り足のステップ 弧を描く山形のステップは殆ど様にならず来年まで復習して覚えなければならないな~と深く思います。
絶対忘れないでおくステップを挙げて頂き舞踏譜を配布していただけると励みになります。

(鈴木裕子)

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バロックダンス講座を受講して・・・
昨年に引き続き、バロックダンス第2回目の講座が、つくばアルスホールで開かれました。今回も多くの方々が参加され、浜中先生のお話や実演を熱心に受講されていました。
昨年は、バロックダンスにおける「姿勢」「目線」「体の使い方」のお話を中心にした基本のステップ講座でしたが、今回は、DVDで、実際に当時のコス チュームを着て上演された映像を見ながら、基本ステップを元に2~3の動きを連続したステップを教えていただき、会場内でのバイオリンとピアノの演奏に合 わせて、全員が一生懸命、真剣顔で取り組みました。
多くの作曲家達が作品に残しているガボット、サラバンド、ブーレなどの『舞曲様式』。普段、演奏したり、生徒達に教える機会が非常に多い分野ですが、実際 に当時のステップで踊りながら「体」でその舞曲のリズムを感じることの難しさや重要性を、昨年に引き続き痛感致しました。
楽譜を『目』で見て『頭』だけで考えて演奏するのと、それぞれの舞曲ステップで踊りながら、『体』で舞曲を感じるのとでは歴然とした違いがあります。拍の 取り方、間の取り方、テンポ感など、今までの知識が何だったのかと思うほどの違いがあると言っても過言ではないでしょう。
時代が大きく離れた当時の様子にも触れることが出来、大変貴重な講座でした。
スピード感溢れる現代から、バロック時代の音楽を探るより、音楽の原点に立ち戻って、当時の音楽を知ることの方がどれだけ大切か。遠く離れた「時代」だけ ではなく、遠く離れた「国」にいるからこそ、重要なだけでなく『必要』なことだと言うことを改めて強く感じた一日 でした。
来年の講座が、今から待ち遠しい気持ちで一杯です。
こうした講座は、繰り返して受講し、習得を積み重ねることが大切と思います。
今回、ご参加の皆様、又来年、アルスホールで、一緒に汗を流しましょう!
お遠い中、熱のこもった講座を開いてくださった浜中先生、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

(鎌田えみ子)

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この他に、当日浜中先生のDVDを購入された参加者の方から、「実際にステップを踏んでいた時には気づきませんでしたが、DVDを見て踵の位置、高さ、角度が分かりました」という感想が寄せられています。DVDや本でもぜひ勉強したいです。
参考までにご紹介します。

☆DVD
「フランス宮廷の華 バロック・ダンスへの招待 舞曲のルーツを探る」
浜中康子監修・解説、音楽の友社 6090円
「宮廷の華 バロック・ダンスへの招待Ⅱ 劇場のダンスと音楽」
浜中康子監修・解説、音楽の友社 6090円
☆本 
「栄華のバロック・ダンス~舞踏譜に舞曲のルーツを求めて」
浜中康子著、音楽の友社、3675円

(レポート文責:岡部玲子)

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