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ローゼンバウム先生 公開レッスン&ミニコンサートレポート

ローゼンバウム先生 公開レッスン&ミニコンサート
2007年11月4日(日)13:00-17:10、フィガロホール(ヤマハつくば竹園店1F)において「ビクター・ローゼンバウム先生の公開ピアノレッ スン&ミニコンサート」を開催いたしました(主催:PTNAつくばSolaステーション、後援:PTNAつくば支部、(株)ヤマハミュージック関東)。

ローゼンバウム先生は、世界各国で音楽活動ならびに、若い音楽家の指導に情熱を注ぎ、その卓越した音楽解釈が高く評価されています。先生のレッスン は、通常は"大人"を対象としていますが、今回は、子供たちにも素晴らしいレッスンを受けさせたいとの声に応えてくださったものです。聴講は先着50名を 予定しておりましたが、64名もの方々にお集まりいただきました。当日のプログラムは以下の通りです。

プログラム
公開レッスン
1.松本 祐児 (小3) ドビュッシー アラベスク 第1番
2.大内 絵理香(中1) リスト こびとの踊り
3.澤辺 明音 (中1) シューマン 幻想小曲集より 飛翔

Mini Concert   Victor Rosenbaum
Brahms :Rhapsody in bminor, Opus79.No1
Schubert :Moments Musicaux. D.780
      No.1 C Major Moderato
No.2 A♭ Major Andante
No.3 f minor Allegro moderato
Chopin :Ballade in A♭ Major, Opus 47

公開レッスン
4.小堺 春菜 (高1) ベートーヴェン ワルトシュタイン 終楽章
5.岡田 恵美 (高1) ラヴェル ソナチネ 終楽章
6.日下部 健太(高2) ショパン バラード 第2番

長時間にわたった厳しいスケジュールでしたのに、先生は少しもお疲れを見せることなく、パワフルで情熱的なレッスンと演奏でした。レッスンでは、全 ての生徒の演奏が瞬く間に全く別人のように変化して、まさに"ビクター・マジック"を目の当たりにしました。先生のお言葉で心に残ったのは、「どうぞ指導 者の皆様、決して諦めないで下さい」、つまり、その曲を始めた最初の頃に比べれば、速く上手に弾けるようになったから、このくらい弾ければ十分、と諦めて しまわないで欲しいということです。

なお、当日は、米元えり先生(当ステーション代表、つくば支部長)の進行、上原睦子先生の手馴れた通訳により、全体的にとてもなごやかな雰囲気でした。では、以下に、当日参加した方々から寄せられた声をご紹介します。

(聴講の越原由香さんより)
日曜は大変有意義で内容の濃い公開レッスンとコンサートでした。ローゼンバウム先生のお人柄と熱情が伝わってくるレッスン、出される音一つ一つに滋味があ り、豊かな音楽と説得力のある演奏に感銘を受けました。どの生徒さんもわずかの時間の間に先生の熱意あふれるご指導で、音楽が驚くほど生き生きと動き出し たのがすばらしかったです。音楽は言語を超えて伝わるのだと感じ入りました。通訳の方の優しいお話ぶりも、この講座をよりいっそう良いものにしていた要素 と思います。伺うことができて、とても良かったです。ありがとうございました。

(受講生の先生より)
大変お世話になりました。とても素晴らしい先生で本人も私も大感激でした。ビクター先生は一瞬にしてその本質を見抜かれるのですね。それもその子の全部。当たり前と言われればですが、私も最後にご挨拶したときに、先生の澄んだ目に全てを悟らされた気持ちです。

(PTNAつくば支部事務局ヤマハ岡田さんより米元先生へ)
ローゼンバウム先生「公開レッスン」大変感動しました。子供たちの演奏がみるみる変化していく様子が身近かに感じられ、会場の子供達も真剣に身を乗り出し て聴きいっていました。指導者の皆様も楽譜片手に一言一言メモを取る様子を見ていますと今回の(子供達)公開レッスンを期待(楽しみ)してくださった方々 に素晴らしい感動を与えたこと思います。また、次回の企画を楽しみに期待しています。

(レポート文責:岡部玲子)

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