
2009年9月6日、13日(日)
真っ青な空と爽やかな風の下、SKがスタートしました。芸術の秋に相応しく向上心を胸に抱いた生徒さん達が二週に分けて集まってくれました。同じグループの演奏や、一人一人の公開アドバイスレッスンに耳を傾ける積極的な姿勢が見受けられました。
Bグループ 松本あす香先生のご指導では
「音」をキラキラさせるためのコツにつながるテクニックの意味や、弾く前の手のもっていき方と弾き終えた後の手の使い方、全ての手の動作が「音」に結びついている事をキッズ達が実感できたレッスンでした。その手応えに何かを悟ったかのように目をきらきらさせながら帰って行く姿が微笑ましかったです。
P、Aグループ 安橋倫子先生のご指導では
一人一人に「指先に意識がいくように」との想いで、小麦粘土を鍵盤に見立てた先生手作りのカラフルな鍵盤に、小さなキッズ達は勿論の事、父兄や指導者まで夢中になりいつしか童心にかえっていました。その中で、粘土を鍵盤のように押す事ができたキッズたちは緊張もほどけ、得意気な顔で素敵な演奏を披露してくれました。最後に先生は「皆のタッチを大事にする一年にしたい」と述べられ、先生の魔法の意味の深さに感動せずにはいられませんでした。
Cグループ 橋場多恵子先生のご指導では
メロディーと伴奏の音のバランスをよく聴く事は勿論の事、オクターブがしっかり届くようになった学年だからこそ、どのように弾いたらより響きが綺麗に聴こえるか。下半身の安定感がどれだけ音の響きに繋がる重要なものであるか。一番大切に考えなくてはならない項目に真正面から確かめ合ったとても充実したレッスンでした。終わった後の心地よい余韻がとても印象的でした。
これから1年を通して、キッズたちの心と体の成長を間近で味わう事のできる幸せを、多くの指導者に体験してほしいと思いました。(s/c)