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第1回 スペシャルキッズ レベルアップレッスン 修了コンサート

無事修了コンサートを終え、大きな成果をあげることができたことに感激しました。この企画は。2007年度の冬に、「地域でこどもたちを育てることができないか」という提案をきっかけに、準備がスターとしました。ではどうやっていくかと話をしていた時に、私の息子が参加していたサッカーチームの「トレーニング選抜」の仕組みを生かせないかと思ったのです。それを運営委員会で、何度も話し合いが行われ、ある程度の形が出来上がりました。そして試行錯誤を重ねながら1年が過ぎていきました。このコラムも1年無事に書き込むことができ、ほっとしています。ご精読ありがとうございます。

第1回スペシャルキッズレベルアップ修了コンサートの様子.doc修了コンサートは、厳粛でかつ、穏やかに始まりました。サロン風の素敵なお部屋で、きれいな衣装を着けて、暖かい拍手のもとに演奏が続きました。1年前、「これからが何が始まるのかよく分からず集まった子どもたち」、「大変人前で引くことに緊張していた子どもたち」です。でも、この日は違います。毎月1回、人前で、演奏をしてきたこと、そのために、練習も増えたことが身について、とても集中して演奏をしています。どの子どもたちも、自分の生徒のような気がして、ドキドキしながらでも大丈夫と思いつつ、聴いていました。特別講師の3名の先生がたは、一人一人にコメントを書いていただきました。そして11名の運営委員と事務局2人のスタッフで運営し、参加者担当指導者、聴講の先生、保護者の方、お友達、そして、SKに興味のある方たちの見守る中無事に終わりました。

その後、特別講師とお話ができるようにと、パーティーがありました。ジュースと、シュークリームを、ぺろりと食べてしまう子どもたちの顔は輝いていました。同じステージを共有したせいか、みんなとても仲良しです。お母様方も、この1年の良かったこと、お悩み事など、楽しそうにお話されていました。「また、来年会えるといいね」という声も聞こえてきました。特別講師の先生の周りには、参加者やお母様方が、お礼や質問などで、話とぎれることがありません。あっという間に終わりの時間になってしまいました。皆様お疲れさまでした。素晴らしい時間をありがとう。感謝の気持ちでいっぱいです。


私自身もいま、始まった当初のことを振り返ってみました。私の教室からは、始め3人の生徒が参加していましたが3年生の2人は「場違いな気がする」と言って尻込みしてしまいすぐにリタイアしてしまっていたのです。教室の中ではそこそこ上手な方なのに、ここに来たら上手な子ばかりなので、自信をなくしてしまったのかもしれません。今発展途上であってもこれから伸びる可能性のある子だったのでこのレッスンを受けてほしいと思ったのに、成果が現れる前にやめてしまうなんて、こちらの思いが十分に伝わらなくとても残念でした。他にもやめる子が出なければいいが・・・先行きが不安になりました。
私のアプローチが悪かったからなのかと悩み、1人の残った1年生の生徒やお母さんは、どう思っているのか不安に思っていました。
11月頃になってお母さんのほうから「子供は安橋先生に会うのが楽しみですし、私も他の子の演奏を聴くのを毎回楽しみにしています」と言われたときはSKの効果をお母さんに実感してもらえてとても嬉しかったです。
そして教室内でも変化がありました。SKに通っている子のお友達のお母さん達が、何をしているのかとても気になっているようだったので、SKの主旨を説明して、その子はうちの教室の代表として行っているので、その子だけを上手にすることで終わりではなくそういう子を見て周りの子が刺激を受けて、いろいろなステージに積極的に参加したいと思ってくれるようになることが目的なんですよ。と、お話したところ「うちの子もコンクールなどに出てみたい」と言ってくれました。

技術的にはまだまだ努力を続けていかなければならないとは思いますが、「ピアノ」に向かう「志し」は大きく変化して、期待以上の成果があったように思います。

今年度は7月26日にスタートします。どんな子達が来るのか、どのくらい成長してくれるのかとても楽しみです。(K/S)


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