先日スペシャルキッズレベルアップレッスンの5回目が行われました。
急に冷え込んで寒い日でしたが、子供たちはこの日を楽しみにしていたかのように、とても元気に来てくれました。
Aグループでは、特別講師の先生がとても穏やかな口調で、やさしく手の形・重さのかけ方などを実際に手や体に触れて、丁寧に指導してくださいました。
指導者に向けては、まだまだ小さくて未熟な子達なので、教えたいことはたくさんありますが、テクニック的なことにこだわり過ぎず、「こう弾きたい」とか「こう表現したい」とか気持ちを大切にしてあげたり、引き出してあげるようにというアドバイスをいただきました。
Bグループは、全員ハノンの1番をマルカートやレジェーロで演奏し、1人1人に合った練習方法を教えていただきました。とにかくこの時期には、テクニックの基礎を身につけることが重要ということで3回目の今回は少し踏み込んだ指導をしてくださいました。自由曲の方も「曲を弾くときは1音たりとも曖昧なことは残さない」という特別講師の先生の信念の下、気になるところを集中的に取り組んでくださいました。具体的でわかりやすいアプローチは非常に勉強になりました。
Cグループは、フレージングごとに音色・響き・バランスと、とにかく細かく細かくストイックに表現方法を生徒に考えさせるレッスンなのに、特別講師の先生のバイタリティー溢れる人柄のおかげで、とてもフレキシブルなレッスンでした。いつの間にか先生のペースに乗せられた子供たちの演奏が、埋もれていた才能が目覚めたかのように鮮明に変化していくのに驚いてしまいました。
どのグループの子達も回を重ねるたびに、予想以上に大きく成長しているので、今後がとても楽しみです。