3月18日(水)10時より、ヤマハミュージックアベニュー藤沢にて連弾研究会を行いました。
今回取り組んだ曲目は以下の通り♪
1.【シュンゲラー:新しい子どものうたの本1】より
シュンゲラー編:僕はトランペット吹き
2.【アンゲルブレシュト 子供部屋1】より
アンゲルブレシュト編:どこゆくの?足の悪い子
3.【三善晃:音の栞 Ⅲ】より
三善晃:猪たちの祭り太鼓
4.ドビュッシー:『小組曲』より
小舟にて・バレエ
『僕はトランペット吹き』 Ich bin ein Musikante
原題は『ぼくは音楽師』です。
今回もN先生がドイツ・ヤフーでいろいろ調べてくださり、もとになっているドイツ民謡を詩と併せてレジュメにしてくださいました。日本で「わたしゃおんがーくか、やまのこりすー」で始まる『山の音楽家』は、実はこのドイツ民謡が原曲です。『山の音楽家』は動物たちが登場して、様々な楽器を奏でますが、ドイツ民謡では人間(音楽師)が様々な楽器を演奏していく詞になっており、その楽器に合わせて最後の擬音が変化します。
『Ich bin ein Musikante』の一番の歌詞がトランペットを吹く音楽師から始まるので、日本語版シュンゲラーでは『僕はトランペット吹き』というこのタイトルが用いられているようです。
『どこゆくの?足の悪い子』 Ou vas-tu p'tite boiteuse?
4月から連研メンバー持ち回りで各曲のレジュメを作成してくることに方針が変わります。そこで今回は移行期間として、アンゲルブレシュトの『どこいくの?足の悪い子』のみA先生に担当していただきました。手作りのレジュメと共に解説してくださいました。
フランス語の訳に悪戦苦闘する姿がひしひしと伝わってくるようなレジュメとお話に皆の笑い声が溢れましたが、結果的にタイトルから感じる暗いストーリーではないということが理解できました。それに伴って演奏の解釈も大きく変化、納得がいく大変有意義な時間となりました。
『猪たちの祭り太鼓』
2回目ということで全員演奏しました。2回目なのにみんな拍とリズムを取るのに必死(笑)。汗をかきながらも楽しいひと時でした。
偶然にも2015年度コンペティション連弾中級Aの課題曲となり、夏にはコンペ参加者のピッタリ合った素敵な演奏がたくさん聴けそうです。楽しみです。
小組曲より 『小舟にて』 『バレエ』
5月にステップに参加されるK先生とS先生の演奏を聴かせていただきました。
こちらもまたコンペ連弾上級の課題曲と重なりました。
演奏される先生のみならず、指導者全員良い勉強の機会になりそうです。4月の連研でも引き続き取り上げます。よりいっそう深めていきたいですね。
今年度最後の連弾研究会となりました。
一年間、何とか毎月欠かさず継続することができました。
お世話になった先生方へ感謝いたします。
また来年度も皆で力を合わせて今まで以上に有意義な研究会にしていきましょう!
次回は4月15日(水)です(^O^)/