2018年9月2日(日)江東区東大島文化センター4階AVホールにて、
大城依子先生に、お越しいただき、ピアノを習っている生徒さん対象に行いました。
大城先生のレッスンを聴講したいと15名の先生方も集まりました。
幼児クラス(3才~5才)と小学生クラス(小1~小3)と分けて行いました。
リトミック初体験の生徒さんがほとんどでした。
幼児クラスは、言葉でソファミレドを「座りましょう」と言ったら座り、
ドレミファソ「立ちましょう」の合図で立つ即時反応から、
今度はスライドホイッスルで同じことをして、最後はピアノで色々な調や、
低い音でも上がる下がるを聞き分け立つ座るを動作で表しましたが、
まだ生徒さんたちはリトミックって何だろうと不思議な感じで硬くなっていたので、
絵本「しあわせならてをたたこう」で動物の真似をして手をたたきながら
保護者の周りや聴講の先生方の周りを歩いたり、走ったりピアノに合わせて
部屋探検をしながら、リラックスしたところで、大城先生マジックです。
ピアノの素敵な音色に生徒さん達は自然に誘導されピアノの音が無くなると止まったり、
始まると動くという「GO!STOP!」が楽しくできていました。
小学生クラスは、「座りましょう。立ちましょう」は、
スライドホイッスルまでは幼児クラスと一緒でした。
そのあとは2列に並び音が上がったら1番前の生徒さんが後ろにつく、
下がったら後ろの生徒さんが前につくということを体験してから
応用問題としてブルグミュラーの「アラベスク」を題材に動きました。
ピアノで弾いた生徒さんには楽譜が良く見えたと思います。
それから赤いゴムひもを使い、
幼児では6人グループに分かれ
そのゴムひもを自由自在に、足で踏んだり手に絡めて引っ張ったり、
大城先生も入り座ってゴムを持ってバンザイしてそのまま寝転んだり、
「ハイポーズ!」と言いどんなふうにゴムを体と一体化しているか見て
この形が面白いと褒めてあげる。
子供の発想力が豊かになり、自分で考えてやったことに自信がつくと感じました。
そのゴムで次は4拍子を学びました。
1拍目でポーズ2拍目以降は静止して数えることで拍をキープできます。
小学生は、それにプラスして小節を意識するという事、
「2分音符、2分音符、4分4分4分4分」のリズムをゴムを使って歩く、
そこから、そのリズムが沢山出てくるCDの曲「たいまつの踊り」に合わせて、
今度はゴムなしで2つのグループに分かれ1番~6番目まで決め
1番目の生徒さんからリズム通り歩きポーズを取ります。
それを2番目以降の人も次から次へ繰り返し1つのオブジェを作る。
とても面白い発想でフレーズや小節を感じてもらう事を学びました。
次に
幼児では、「高い音・低い音」の聞き分けで高い音が鳴ったら、
低い音が鳴ったらどんなポーズをしたいと聞いたら、
発想力も豊かになり高い音は「ジャンプ」したい、低い音は「恐竜」になると
一人の生徒さんの真似を皆でしました。
ピアノに合わせ歩きながらの聞き分けもでき、
そこから更にレベルアップして、ビートをキープすることに移り、
生徒さんたちは四分音符でずーと手でビートを叩いています。
先生はジャズ風なリズムや調性を変えたり、休符をたくさん入れたり、
先生の素敵な即興オンパレードに、私たちや、聴講の先生方は、うっとり圧巻でした。
生徒さん達は、変化している音楽に動揺せず、叩けました。
流石ピアノを習っている生徒さん達です。
小学生は、4拍子の拍を学びます。4色のビート版を4人に持たせ、
ビート版1枚を4分音符に見立て手で叩いていく、ビート版を持っている人に
「かえて」と合図を出すと自分の考えで隠したり出したりする。
隠すとそれは4分休符になりますのでお休みです。
それを他の生徒さん達が打つ事により即興リズムができ
お互いの生徒さん達が刺激し合い、ビートのキープを学びました。
それから2本の細い棒をたたきながら歩き、足は2分音符で歩き、手は4分音符でたたく、
その逆もする即時反応学び、最後は2人1組になり左右の手のひらの真ん中に棒を置き、
両手の棒を落とさないように、先生の音楽に合わせ上下、左右、前後動きました。
音楽表現に繋がってくると思いました。
リトミックをすることで、人とのコミニケーション力が付き、音楽の表現力、
感覚が磨かれ音楽を深められることを大城先生のレッスンで学ばせていただきました。
生徒さん達も又来年もやりたいという声が多くありました。
下町えどがわステーション代表 大見幸恵