アンサンブルは力なり
なんて、どこかで聞いたような感じですが、実際に目の前でその光景にはっきりと出くわしました。
昨日2月1日、2日にかけて開催しました新名古屋ハーモニーステップがそれでした。前日2月1日は朝9:30 から 夜9:00までびっしりのプログラムでアンサンブルのリハーサルを敢行しました。
アンサンブルの内訳、参加者数は次のとおりです。
ヴァイオリンのオブリガート付き作品 | 16人 |
チェロのオブリガート付き作品 | 3人 |
トリオA (「ギロック ピアノアンサンブル」からの三重奏) | 1人 |
トリオB (親しみやすい楽曲をトリオ形式に編曲した作品) | 12人 |
トリオC (ハイドン等の本格的なトリオ作品) | 13人 |
ソロ | 49人 |
以上45組の人数での参加者となり、私たち実施者として実際途方にくれるようでした。このリハーサルは、「プロの弦楽奏者による合わせとレッスン」をつよく打ち出して募集しました。このこともあって上述の参加数となったものと思っていますが、それだけにこのリハーサルは弦楽奏者にとってはまさに忍耐そのものでした。でも、その成果あって、合わせの一回目のあと弦楽奏者のアドバイスがあって、二回目、三回目となると、もう全く違った音楽の流れが見えるんですね。ふだんピアノの指導の中でフレージング、歌い方などなどよく口にしますが、実際にピアノと発音機構が異なる弦楽器の歌い方を目の前にして、参加者はみんな音楽の違った世界の光景を眺めるように目を見張っていました。
「歌うということは、こういうことなんだ」と身をもって感じ、そのことは「自分自身の中から生み出される音楽感」、「自分の音楽」となって実を結ぶことになるものと思います。
音楽が流れていく中で、自分が入るところや担当している部分など、場の空気を読んでいくということは、他人からの指示で弾くのではなく自らの意志で演奏するということにつながっていくものと思います。
今回のステップはその意味で子供たちにとって大変に収穫の多いものであったと確信しています。
7年前に江崎光世先生に多大なご援助、ご指導をいただいて設立し、おかげさまで現在に至っています。来年も今年に増して充実した会が開けるよう頑張りたいと思っています。
新名古屋ハーモニーステーション
代表:水村浩一 協力:渡辺公子 横井美香





