新年度に新入会の先生をお迎えし、休会中の先生が復帰なさって嬉しいスタートとなりました。
月に2回の学びを継続することは、簡単ではない時もあります。
それでもこの充実した内容の講座には、たくさんの発見や新しい知識と指導のアイディアがあふれているので熱心な先生方が集まり高め合っています。
◆講師:西尾洋先生
◆場所:和幸楽器大宮店
◆日時:2015年3月19日(木) バロック・クラシック
2015年 4月9日(木)ロマン・近/現代
◆内容 2015年コンペ課題曲D級アナリーゼ
一曲ずつ西尾先生が演奏して下さった後、時代背景や曲のもつ味わいや作曲上の特徴などを楽譜からどう読み取って演奏につなげていくか・・・・
というお話しの中で、どの時代のどの曲にも共通していて印象的だった
【音楽は変化】
というキーワードについて書きます。
・音価の違い(長いものが短くなった!)
・音域の変化(高いものが低くなった!)
・速度の変化(速いものが遅くなった)
他にも明るい⇔暗い、弾む⇔滑らか、強い⇔弱い
色々と変化が続いたり時には同じことが続くことも。
楽譜を読み音楽にしていくなかで
今まではこうだったものが次はどうなるのかな!?
と、これからその先に起こることにドキドキする。
その後の変化や違いを「!」と感じる、味わう。
そしてそれをどのように(テンポで?音色で?強弱で?)音にするかが演奏者の課題でもあり楽しみでもあるとのこと。
曲全体の構成やピンポイントで特徴のある部分を作曲家ならではの目線で解剖して下さっていますが、文字に起こすのは難しいので気になる方は是非講座へ!!
「アナリーゼは難しい!」
と、思う方も多いですが
分かるか・分からないか
ということではなくて
好きか・嫌いか
のように、音楽は感じるものだ。
「今日のご飯は美味しいな~」
「この景色キレイだな~」
という気持ちのように
今日のご飯はどのようになっているから美味しいと分析して分かるものでも
この景色はここの部分とここの部分がこのようになっているから美しいというものではないでしょう?!
感じることが大切なんです。
・・・という西尾先生のメッセージ。
いつものことながらなるほど!です。
難しいことは苦手な私ですが、いつも楽しい講座をありがとうございます!
文責:須藤 美帆