◆講師:西尾洋先生
◆場所:和幸楽器大宮店
◆日時:2014年11月20日(木)
2015年 2月19日(木)10:15~12:15
◆内容:
アナリーゼ
ギロック:「こどものためのアルバムより」
・古い農民歌・カプリチェット・タランテラ・森の伝説・森の妖精
・教会の鐘・魔法の木・祭り・
応用楽典〈楽譜の向こう側〉
p.86 様式に意味がある
p.111 スタッカートの意味と効果
p.146 五線はその楽器の音域を表す
西尾先生の御著書「楽譜の向こう側」
今回、とても興味深かったのはスタッカートの意味でした。スタッカートは「音を切って」という意味ですが、「楽譜の向こう側」には、スタッカートの秘密が書かれております。レッスン中に、スタッカートが出来てくると、嬉しくなってしまうくらい納得出来ました。
「楽譜の向こう側」p147の譜表の読み方では、譜表の視覚的効果を使った記譜が面白かったです。チェロやコントラバスなどの楽器は普段触れることが少ないので、とても貴重な勉強となりました。
古い農民の歌からは、アダージョというテンポは今まで「ゆったり」という風にとらえていましたが、「ゆとりを持って」という表現を聞き、なるほど!と思い参考になりました。
フランス人形では、拍節感の大切さ、カプリチェットでは和音の面白さ、森の伝説では、長いフレーズを美しく弾くための部分練習法、教会の鐘では左手の鐘(ヨーロッパの)効果、魔法の木では、フレーズの始まりを意識して弾くことなどを学びました。
西尾先生の講座はとても役に立つ内容が詰まっていて、研究会で勉強しているとレッスンがとても楽しくなります。
今年度より代表に就任した中澤太郎先生のもと、音の葉研究会では他では聞くことが出来ない充実した内容の講座を行っております。詳細はこちらをご覧ください。
<音の葉研究会主催のイベントのご案内>
2015.07.04(土)
"音楽を知ろう!聴こう!学ぼう!
作曲家によるお話&ピアニストによる演奏とレッスン"を開催いたします。
作曲家 西尾洋先生
ピアニスト 関本昌平先生
文責 田中里美