◆6月12日(木) 10:15~12:15
会場 和幸楽器
音の葉研究会では今年度新しく、「研究会員による、ピアラーニング」を始めることになりました。
日々のレッスン内容の紹介や研究テーマ、悩んでいること、夢、等々自由に発表していきましょうという試みです。
記念すべきその第1回目。
立候補された4人の先生が、堂々と素晴らしいお話を順にして下さいました。
どの先生からもレッスンに対する真摯な姿勢、学ぶ意欲、そして希望までもを感じることが出来ました。
~各先生から配布された丁寧なレジュメにも感激です~
◎田中先生「レッスングッズの紹介」
お子さん達も先生も楽しんでいる様子が想像できる、心のこもったグッズの数々。
田中先生は小さいお子さんもいらっしゃる身でありながら、時間をかけてたくさんの物を手作りされて生徒さんにも渡しているそうです。
(お手玉、リズムカード、レッスン記録ノートetc)
興味深い小物楽器やデータを用いて、導入期の生徒さん達にもソルフェージュ力がつくような工夫を積極的に取り入れているご指導が印象的でした。
◎須藤先生「コーチングについて」
須藤先生が現在学ばれているコーチング。
先生ご自身のコーチングとの出会いから、レッスンに活用されているご様子、「コーチングって何?」の部分も初心者にも分かり易くお話下さいました。
コーチングでは重要なキーワードとなっていることは、私達も実際にペアを組んで体験させて頂きました。
(体験型の時間があると、全員ドキドキです!)
◎永瀬礼佳先生「練習してこない生徒のレッスン」
優秀な生徒さんを育てている礼佳先生が、こんなに身近なテーマで即役立てられるレッスンをご紹介下さいました!
練習してこないからと言って、譜読みのお手伝いのようなレッスンで終わっていいの?
練習していなくても、充実感のある時間には出来ないの?これらは誰もが悩んだ経験のあることではないでしょうか?
実際にこんな楽しく「学んだ気持ち」にして帰してあげられたら、忙しくても続けてくれるのではないかと納得出来ました。レッスンで出来ることって、どんな生徒さんに対しても沢山沢山あるのですね!
◎北川先生「今までを振り返って」
非常に細やかで読み応えあるレジュメが配布されただけで感激の声があがりました。
先生が長い間、生徒さんを大切にしながらご自身も学び続けられたものが、ここに素晴らしい形で凝縮されていました。
これはどの年代の先生にも、多いに励みとなりますし目標にしたい姿です。
北川先生がご紹介して下さった千利休の言葉をご紹介して宜しいでしょうか。
「稽古とは、一より習い十を知り、十よりかえる もとのその一」
キャリアを重ねても尚謙虚な姿勢でご自身を高めようとされている先生の姿そのものですね。
4人の先生方、ありがとうございました!
素晴らしいお仲間の存在に感謝しながら、研究会全体で頑張って行きたいですね!
<文責;大原由紀>