暑い暑い8月の終わりに音の葉研究会では夏休み特別講座として、指導者とピアノ学習者親子を対象とした講座を行いました。
(会場は満席です!)
◆講師:西尾洋先生
◆場所:武蔵浦和コミュニティセンター 多目的ホール
◆日時:8月27日(火) 10:00~12:00
◆内容:違いの分かる人になろう ~ 即興と変奏の話
はじめに・・・
「即興って何だろう?」という問いかけからスタート。
前の席にいた生徒さん達から一つずつ好きな音を思いつきで出してもらいました。
ド・シ・ミ・ファ
この四つの音をテーマにした曲を西尾先生が即興演奏して下さり、会場は「!」「♡」
素敵な一曲が目の前で作られる体験をしました。
曲をつくるというのはどういうことなのかという予備知識を入れたところで、ショパンのワルツをアナリーゼしながら
●予想を覆す新しい動きやかたちが散りばめられているから面白く魅力的に思える
●新しく変化のあるところをどのように演奏する可能性があるか
などをお話下さいました。
「何が違うかな?何が同じかな?!」
「きっとショパンさんは・・・・・・」
講師向けの定期講座とは語り口調が違うだけで、先生方も多くの気付きと学びがあり生徒さん親子も二時間の講座を夢中で受講されているのが印象的でした。
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熱心にメモをとりながら・・
西尾先生の絶妙なテンポで進められる講座は続きます。
そして最後に変奏について取り上げられました。
3~5つの音のみの短いテーマの
●リズムを変える
●音を一つ間に足す
●休符をどこかに入れる
など、たくさんの生徒さん達に飛び入り参加していただいて、西尾先生との即興連弾タイムとなりました。まるで実験のよう!色んな音楽が次々に飛び出し、会場はドキドキと感動でいっぱいです。
変奏を通して教えて下さったことは、
「変化した時に あっ! と思う。違った時に心が動かされる」ということ。
作曲家の気持ちを理解するためには自分でも曲をつくってみることが一番だそうです!
音で自由に遊べるように即興や変奏そして作曲が出来るといいですね。
夏の終わりに素敵な講座を受けることが出来てとても幸せに思いました。
西尾先生、ありがとうございました!!
<文責:須藤 美帆>