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青梅支部「弦楽アンサンブル勉強会(多喜靖美先生)」レポート (10/9 国立)

IMG_1340.JPG 青梅支部では、ジャスミン音の庭ステーション代表で、室内楽ステップを企画しておられる多喜靖美先生をお迎えして、支部活動会員を対象に「弦楽アンサンブル勉強会」を行いました。室内楽ステップが各地で活発となる中、まず自ら弦楽アンサンブルを体験していきたいという会員達の声で、実現したこの勉強会。まずは多喜先生から、室内楽ステップ開催への経過や、初心者を初めてアンサンブルに取り組ませるにあたっての心構えについてお話いただきました

話は弦楽器のしくみへ及び、ピアノとの表現の違い(音の出し方から音程の取り方、ピチカートやビブラートなどの奏法、弓の使い方などなど)を、子供の年齢に合わせてきちんと説明していくことの重要性を、楽しく実践的にお話し下さいました。

その後は、中川和歌子さん(ヴァイオリン)と上原玲未さん(チェロ)をお招きし、実際に会員がそれぞれ一曲ずつ演奏し、アドヴァイスをいただきました。

教材は
「しつないがく はじめの一歩(多喜靖美 著 東音企画)」より

・スペインのダンサー ・アラベスク ・メヌエット 
・砂漠のバラ ・不思議なランプ ・秋のスケッチ ・夕方のうた  
「ロシュロール クリスマス曲集 他」より (トリオで) 
Antique lace,  The first Noel,  O Holy Night, 
の全11曲

アドバイスいただいた内容をピックアップしますと、

  • 伸びる音も、弦の響きとともに歌う。長い拍での弓のなくなり具合など、実際に目で見る事も必要。
  • ピチカートでは、準備に時間を要する事を考慮して。
  • アインザッツの読みとりに注意を払う。音の立ち上がりも、ピアノと弦では微妙に時差がある。それをふまえた上でタイミングを合わせる事(これがむずかしい!)
  • 音の消えるタイミングにおいても同様。ピアノでは鍵盤を離す事で音価を表すが、弦楽器は「残響」まで含め音価とする。
  • 暗譜も重要だが、合わせではしっかりスコアを見る事。弦奏者はパート譜を使用するため、すべてを把握しているとは限らない。
  • チェロの席はピアノの音がダイレクトに響いてしまう「拷問席」。ペダルの使用も、時にチェロの音に変化を加えてしまう事がある。
多喜先生いわく「初心者はまず、目で見てわかる弦楽アンサンブルがおすすめ」との事でしたが、それぞれに伴奏などを経験している私達でさえも、この日すでに室内楽の奥深い世界を覗かせていただき、ただただ驚くばかり!会員からは早くも「今度はトリオをやってみたい!」などの声が挙がっていました。小さいうちから室内楽の世界を経験できる、今の時代の子供たちを、心からうらやましく思ってしまった楽しい一日でした。
勉強会終了後のランチにも、とても楽しいお話をお聞かせくださいました多喜先生。どうもありがとうございました。


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