2016年4月13日(水)10:00~12:00
ピアニスト 関 孝弘先生による
「音楽用語は作曲家のメッセージ」~言葉の持つ多彩なニュアンスと演奏法~講座
を開催いたしました。
演奏の際に最も大切なことは・・・
作曲者が楽譜に記したメッセージ(音楽用語)を深く理解することです!
重要なのは・・・「ニュアンス」なのです。
一言では言い表せない 言葉本来の意味を理解することで、演奏表現が大きく変わります。
♪ Largo
・・・洋服がブカブカだ!・・・ラルゴ
①たっぷりした〈幅〉、広い視野を持った状態を表す言葉です。
なぜ 〈幅〉を表す言葉が 音楽では "遅く" という意味になったのでしょうか?
★ イタリア人の間隔でいくと次のようになります。
ラルゴ=幅が広い → リズムの幅が広い → 演奏するのに時間を要する →
音楽の流れが、たっぷり、ゆったりとなる → テンポが遅くなる。
♪ Lento
・・・ちょっとゆるゆる そんな感覚 レント
①弱火で調理しましょう。
ラルゴが遅さではなく "幅" を表す言葉ですが、レントは "速度" と "ゆるさ" を表す言葉です。
★ 用語の代表作 ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作
参考テキスト
全音)これで納得!よくわかる音楽用語のはなし ¥1900(本体)
全音)ひと目で納得!音楽用語事典 ¥1800(本体)
イタリア人がどのようなイメージを言葉から感じているのか、それぞれの音楽用語は
どんなニュアンスが秘められているのかを 心で感じ、日々の演奏や感傷に役立ててみましょう。
関先生 素晴らしい音色の演奏、楽しいお話ありがとうございました。
ご来場いただきました皆様ありがとうございました。
2017年も開催を予定しております。