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吉永哲道先生「ポリフォニー音楽の解釈とその応用」講座

2015年10月14日(水)10:00~12:30

ピアニスト:吉永哲道先生による

ピアノ演奏のための基礎力

「ポリフォニー音楽の解釈とその応用」講座を開催いたしました。

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音楽作品を演奏する上で、最も大切な要素"多声音楽"(ポリフォニー)について

代表的な作品「平均律」を題材として 演奏を交えわかりやすく解説していただきました。

★ ピアノを演奏する上で・・・

    まず 美しい響きを意識することが大切です!

美しい響きのためには、脱力した姿勢が重要です。

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 1)美しい響き・・・基音と倍音 (harmonic overtone)

   実音の後に続く倍音の響きを聴きましょう。

 2)美しい響きで演奏すための脱力

   体の脱力ができて 初めて腕の重みが感じられます。

   普段の生活の中において 体の力を抜くことを意識してみることも良いでしょう。

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3)なぜ脱力が必要なのか・・・

   練習・本番での影響があります。

   練習時に 体の力を抜いて 心を落ち着かせることに心がけると

   本番でも 練習時のように 落ち着いて演奏できるでしょう・・・

   ♪ 体の重心はおなかの下あたりが良いでしょう。

     焦ったりしたとき 「落ち着いて」 とか

     「頭にきて・・・血が上る!」 など

     重心を下に意識することで 下がります・・・

     言葉の意味もそういったところからきているのでしょうか?

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演奏する場合・・・

作曲家と冷静に対話することも大切なことですね。

作曲家が残したメッセージ:楽譜を深く読み その音楽にじっくり耳を傾けること良いでしょう。

参考曲目

♪ 平均律第1巻より第1番

♪ ショパン ノクターン第1番 Op9-1

 

前日 10月13日(火)17:30~

コンサート「ポリフォニー音楽の巨匠たち」を開催いたしました。

プログラム

・ショパン エチュードOp10-3「別れの曲」

       マズルカ Op7-1,41-2、63-3

・スクリャービン ピアノソナタ第3番Op23

・ブラームス ラプソディーOp79-2

        インテルメッツォOp117-1

        カプリチオOp76-1

        インテルメッツォおp118-2

とてもとても素敵な演奏ありがとうございました。

2016年のご案内

3月16日(水)10:00~12:30

10月19日(水)10:00~12:30

ポリフォニー音楽:バッハ 平均律を取り上げてお話していただく予定です。


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