2015年9月16日(水)10:00~12:00
奥村 真先生による初級者指導法
「教えすぎは危険?!自ら上手になる生徒の導き方」講座を開催いたしました。
熱心に指導するあまり・・・
つい「教えすぎてしまう」ことはないでしょうか?
「教えすぎは」は、生徒にとってマイナスになってしまうことも。。。
生徒自身の音楽性を引き出すために最適な指導について レッスンのポイントを中心に
わかりやすく解説していただきました。
★音楽的な子にするための大切な頭の使い方
幼少の頃、指が動くからといって、速い速度の曲ばかり弾いていくと運動脳で弾く回路ができてしまい
音楽的に弾けなくなってしまいます。
指に任せるのでなく、運動脳を働かせないよう 「声に出して歌う」 ことが大切です。
歌は・・・運動脳では歌えません。
レガートで演奏するためには "脱力"がとても重要です。
写真は・・・
手のブラブラ状態 → 「力を抜く」 を体験!
自宅での練習ができますので 小さな頃から 是非 お母さんといっしょに!
★歌うためには・・・
"耳"をつくることが大切です。そしてレガートのスケールが最適です。
レガートのスケール(横の流れを聴く)には
1)単音
・・・自分の声の息の速度を参考にしながら、自然に。練習というより"体験"です。
声を出すことで 鍵盤を叩かないようになります。
2)2音間スラー
・・・単音の自然な打鍵をお手本に、最少フレーズを練習します。
3)親指くぐりから1オクターヴへ
・・・まず2音間スラーをお手本に、1つづつ音を増やし、5音を弾きます。
♪ こどもの体を考えると 2オクターヴが無理のない姿勢です。
♪ できるようになったら、曲の中で練習してみると良いでしょう。
例)ブルクミュラー25番の中から
★バランスを楽しむ(縦の響きを聴く)
4声 (密集と開離)
1)ソプラノ:上声部を聴いてみましょう。
2)バス:下声部を
3)中声部 → 内声ですからとても難しい練習といえます。
4)ポリフォニーで総合力アップ
・・・左手のパートを右手で弾いてみると良いでしょう。
右手を2オクターヴ、左手を1オクターヴ下げて弾いてみると
音域が近づくことでハーモニーを感じやすくなります。
奥村先生 とても楽しくわかりやすいお話 ありがとうございました。
ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。
来年2016年も開催予定です。