2014年11月19日(水)10:00~12:00
松本和将先生による テクニック講座シリーズ
ピアノ演奏のための楽曲構築力
「イメージから演奏へ・・・音楽の組み立て方」講座を開催いたしました。
今回 ショパン バラード第1番 を 題材として 演奏を交え 解説していただきました。
演奏・・・楽譜に書かれていることを再現しますが
「音符を鍵盤に置き換える」だけでなく 楽譜の向こう側を読み 演奏することです。
楽譜に書かれていることを把握し イメージすることです。
まず 曲全体の調性を把握しましょう。
そして調性の変化を知り 和声・和音の性質を理解しましょう。
バラード第1番は g-moll で始まり g-moll で終わります。
他の作曲家による g-moll の作品に触れてみると 調性の雰囲気がよくわかります。
例 → チャイコフスキー:四季より舟歌、バッハ:平均律から など
小品を弾いてみると良いでしょう。
楽曲の調性、和声など分析することも大切ですが "音"の響きを心から感じることが大切です。
短調の場合 → 悲しい など
長調の場合 → 喜び
調性を知ったり、和音の響きを感じたり することで より イメージしやすくなります。
イメージ・・・
短調から長調へ変化する場合 例:暗闇からの解放、苦悩からの解放 など
自然や心の変化に置き換えてみるのも良いでしょう。
イメージすることで どういった音色で演奏したいのか? 考えることができますから
「自分で考えて練習する」ことができるようになります。
松本先生の素晴らしい演奏による解説で より具体的にわかりやすくなりました。
講座後半は モデル演奏者によるレッスン形式でお話していただきました。
モデル演奏:今飯田桃那さん
松本先生 素晴らしい演奏、お話 ありがとうございました。
今飯田桃那さん ありがとうございました。