2014年10月22日(水)10:00~12:30
ピアニスト:吉永哲道先生による
ピアノ演奏のための基礎力シリーズ
「ポリフォニー音楽の分析と演奏法」講座を開催いたしました。
音楽作品を演奏する上で、最も重要な要素のひとつ
"多声音楽(ポリフォニー)"の演奏法について 参考曲目を取り上げ 演奏を交えながら
お話していただきました。
基本となる音の倍音を聴き 響かせて演奏することが大切なことです。
「音楽表現」とは?
・・・・聴き手に伝えることですが、 何を伝えるのか?考えることがとても大切なことです。
特に 音色 → ハーモニーのグラデーション は
"響きの質感"を持って 調和する響きとして 「意識する」 ことがポイントです。
最初に
ポリフォニー音楽として学習される
インヴェンションより
第9番
シンフォニアより
第5番
を取り上げていただきました。
音の重なりを豊かな響きで演奏するためには・・・
♪ 身体が自由に解放されていることが重要です。
自由に解放されるためには・・・
♪ 自然で合理的なタッチと音の鳴るタイミングを知ることです。
ポイント
① 筋力に依らない打鍵の感覚
② 滑らかな"響きのレガート" → 倍音と倍音のつながり
③ 音程に対する意識を持つ
④ 各声部をバランスよく弾き分けるための "耳の使い方"
音の重みをかける過程において、イントネーションが生まれます。
「音を聴く」 ことは その音の響きの行方を聴くことです。
響きの行方を聴くためには ハーモニーを聴くことが大切なことです。
参考曲目
・バッハ インヴェンション第9番 シンフォニア第5番
・バッハ フランス組曲 第3番
・ブラームス 間奏曲 Op117-1
吉永先生 素晴らしい演奏とお話ありがとうございました。
ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。
2015年も10月に開催を予定しております。
また 講座前日には 吉永先生によるミニコンサートも予定しております。