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菊地裕介先生「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈」⑧ 講座

2014年9月17日(水)10:00~12:30

ピアニスト:菊地裕介先生による

「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈」シリーズ⑧ 講座を開催いたしました。

 第7番Op10-3  第15番「田園」Op28  第25番「かっこう」Op79

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このシリーズは、2011年より始まり 現在 第8回を終了したところです。

毎回 初期、中期・後期ソナタより 1曲づつ取り上げ 演奏を交え 大変わかりやすい解説を

していただいております。

ピアノの歴史とともに作品も変化しており ベートーヴェンの新しい技術への挑戦が見えてきます。

初期・中期・後期のソナタを通して ベートーヴェンの生きた時代を 感じることができます。

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第7番Op10-3

・・・第3番以来 再び4楽章構成となっています。

 全体を通して調性が 第1楽章 D-dur、 第2楽章 d-moll、 第3楽章 D-dur、 第4楽章 D-dur

   調性を意識することで 音楽の作り方が見えてきます。

 バラエティに富んだテンポや和声などから ベートーヴェンの心情にふれてみましょう。

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第15番「田園」Op28

・・・第7番同様 第1主題をソナタ形式にした4楽章構成になっています。

 調性が 第1楽章 D-dur、 第2楽章 d-moll、 第3楽章 D-dur、 第4楽章 D-dur

 調性を意識することが 大切です。

全曲通して"牧歌的"で瞑想的な雰囲気があり、自然を表現する響きやパッセージが見えてきます。

出だしの音 → 音色に細心の注意をしましょう。

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第25番「かっこう」Op79

・・・第1楽章での左手の音型が、かっこうの鳴き声に似ていることから 「かっこうソナタ」と

 呼ばれています。

 調性が 第1楽章 G-dur、  第2楽章 g-moll、 第3楽章 G-dur

 第7番、15番 同様 調性の意識が大切です。

 ペダリングにも注意しましょう。

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ベートーヴェン ピアノソナタは ppを美しく演奏することが 大切なことです。

美しい響きで演奏できるよう心がけましょう。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回は 2015年2月4日(水) 開催いたします。

是非 ご来場くださいませ。

 

既に取り上げた曲・・・

第1・2・3・4・7・8・9・10・11・14・15・17・18・19・20・21・23・24・25・26・27・28・30・31・32番

残っている曲は・・・

第5・6・12・13・16・22・29番です。

 

講座 前日9月16日は ミニコンサートを開催いたしました。

プログラム ショパン:エチュード全曲(作品10&25)

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菊地先生 コンサート&講座 大変お疲れ様でした。

素晴らしい演奏、解説 ありがとうございました。


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