ごあいさつ
この度の東日本大震災により被災された皆様に心からお見舞申し上げます。
私達は、電気や自動車や病院のある生活を当たり前に思っていました。100年前迄は、夜は暗く、病気になれば薬もなく、死の影におびえながら生きていくのは大変だったことを忘れておりました。怖い、悲しい、辛い思いが短調のメロディーや減7の和音に表現されていることに気づきませんでした。
今この国の人々が文明の驕りに気づき、互いを思いやる心をとり戻し、励まし合う姿に小さな希望の光が見えて来た6月5日。心の叫び、そして心の喜びをピアノとチェンバロに託して、ここ雑司ヶ谷から音楽の祈りを届けましょう。
大塚直哉先生のチェンバロコンサートをお楽しみに。
目白カンタービレステーション
(当日のプログラムより)