2017年度6月25日 舞鶴地区ピティナピアノコンペティション。
今年も、海の京都 舞鶴にて、ピティナコンペティションが開催されました。
表彰式では、審査委員長の 原 佳大先生より、ご講評頂きました。
まず、はじめに舞鶴の印象についてお話頂き、お泊りになられたホテルのお話から、舞鶴の良さをお褒め頂きました。
また、町全体の雰囲気が演奏に表れているということ、指導者自身が音楽の文化振興を担っていることにも触れ、子どもたちが音楽を楽しむ土壌は、住んでいる土地にあることを再確認するお話でした。
演奏の総論に関しては、「ミスとどう付き合うか」を中心に、理想の演奏に近づくために、どのようなことが必要か、どのような工夫をする必要があるのか。
プロのパイロットのお話を例に、分かりやすくお話頂きました。
練習していても、ミスは往々にあることで、大切なのはそのミスとどう向き合うか、どう修正していくか。
ミスを恐れない心持ちが演奏を変え、本番との付き合い方も変化を与えていくことが分かります。
こうしよう。あぁしよう。
指示を与えるばかりのレッスンではなく、子どもたちが自ら考え、創造し、音楽を作っていくことの大切さ。
理想の音楽に近づくためには、自問自答の力を身に付けていくべきとのお考えは、指導者にとってもレッスンを顧みる良い機会となりました。
きちんとミスなく弾ける人はたくさんいても、心を感じられる、演奏者自身を感じられる音色は、どのように作ればよいのか。
指導者側も、常々問いかけ、また、引き出していく
コンクールという場においても、音楽をしているということの素晴らしさは変わりません。
音のひとつひとつは、血液や魂の通うもの、尊いもの、美しいものでなければならない。それを常に追い求めていく。
音楽に対しての、真摯な姿勢に子ども達だけでなく、指導者自身の日々においても、多くの気づきを与えられた講評となりました。
特別賞の表彰も行われました。
受賞されたのは、以下の皆さまです。
◎舞鶴市長賞/A1級 吉田 陽希
◎舞鶴市教育委員会教育長賞/D級 齋藤 咲良
◎舞鶴支部賞/A1級 山尾 寧々
◎河合賞/A1級 小泉 絢太郎
◎JEUGIA賞/B級 井田 和花
◎検定最優秀賞/C級 藤井 美緒
おめでとうございました。
来年もさらなるレベルアップに向けて、指導者一同、より良い指導を求めていきたいと思います。