2023.10.15(日) 【ピティナピアノステップ 舞鶴地区】
舞鶴地区では参加者全員に、演奏後にバラの花がプレゼントされ、毎年大変ご好評をいただいております❀
吉田秀晃先生のトークコンサートは、お洒落な装飾音や間でアレンジされたモーツァルト:トルコ行進曲、ベートーヴェンの時代にはペダルを踏みっぱなしで演奏されていたのではないかと考えられ、その感じを現代のピアノで表現し、よく聴かれる月光とは何か違うぞという雰囲気を醸し出された月光第1楽章、もしかしてショパンのあの曲だよね?と驚くほど面白いアレンジの、でもちゃんとそれと分かる子犬のワルツ等、有名な曲のプログラムで、とても楽しいコンサートでした。
今年はステージでの講評と継続表彰も行い、アドバイザーの先生方には、
・ホールの響きや音のバランス、聴衆がいる等、ステージで弾いているということを考えた演奏を心掛けること。
・音の色を変える。色水を混ぜ合わせたら色が変わるように、音も、和声の違いや長調・短調によって音色を変えてみましょう。
というようなお話をしていただきました。
吉田先生のトークコンサートや先生方のお話しをお聞きして、演奏が更に豊かになるよう学習、指導していきたいと感じました。
今年も支部スタッフの慣れた連携により、スムーズな運営で開催を滞りなく終えられました。
どうもありがとうございました!




















2023年5月15日
鈴木 弘尚先生セミナー(舞鶴・2023/05/06開催)
2023.5.6(土)
【舞鶴支部主催コンペ課題曲公開レッスン】
講師に鈴木弘尚先生にお越しいただき、舞鶴市総合文化会館小ホールにて開催いたしました。
予約が取れないと言っても過言ではない程、今大人気の鈴木先生のレッスン!
とても分かりやすかったと、受講生や聴講の方から感想をいただきました。
和声の響きをしっかりと感じて、その変化を大切に表現する。
バロックのように少ない音の曲はそれを一音で表現する。
そう仰る鈴木先生の弾かれるピアノは繊細でダイナミックで本当に豊かな音で素晴らしかったです。
実際の曲を倍音豊かに膨らませて弾いてくださるとイメージが膨らみ、更にピンポイントでアドバイスをいただき、受講生たちはみるみる演奏が輝き始めました.。
限られた短い時間の中で、基礎的な事から、より魅力的な演奏にする為のヒントまで瞬時にアドバイスポイントを見抜き、生徒たちの演奏を生き生きとさせてくださる鈴木先生のレッスンはとても魅力的なレッスンで、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
舞鶴支部 山尾 絵里
2021年12月 7日
舞鶴ステップ開催レポート(2021.10.31)
舞鶴市商工観光センターにて
舞鶴地区のピティナピアノステップが
開催されました。

今回は67組の参加者を迎え
賑やかに開催。

昨年からのコロナ禍での開催となりましたが
それぞれがこの舞台に向けて
努力された結果が見えたこと
例年通りに
ここ舞鶴で開催出来たことが
何よりのことだと感じています。

昨年からの感染対策は
スタッフをはじめ
参加者やご家族の皆さまにも浸透。



それぞれが緊張感を持って
当日を迎えられたことで
安心したステージ作りができました。
子どもから大人まで
幅広い年齢層の参加者がおられ
初めてステップに参加する子ども達はもちろん
ピアノを久しぶりに再開された方など
大人の参加者の皆様にも
多くの刺激を頂きました。


演奏前
胸に手を当て
大きく息を吸い込み
ピアノに向かわれる様子。
演奏後
ホッと目を瞑り
一息をつかれ
そっと、椅子から立たれた様子。
一人一人が今日の日までたくさんの時間をかけて練習してきたこと
先生と二人三脚でやってこられたこと

その思い出の丸ごとが
達成感となって昇華されていくステージが
とてもとても貴重なものだと
改めて気づくことが出来ました。

親子連弾などの
楽しいステージも
ステップならでは。
昨年に引き続き
表彰式は開催出来ませんでしたが
演奏後のプチセレモニー。

継続表彰おめでとうございます!
これからも末永く
ピアノを続けて頂けますように。
舞鶴ステップ名物
薔薇のプレゼント❀

こちらは、ピティナ舞鶴支部からの
プレゼント。
演奏後に嬉しそうに
薔薇の花を覗き込む
子どもたちの姿は
とびきり微笑ましい。
思い出に華を添える方が出来て
支部一同も嬉しく思います❀

演奏後のホッとした、嬉しい瞬間。
また来年に向けて
さらなる上達を期待しています!

最後になりましたが
コロナ禍の中
一人一人に
丁寧なメッセージとエールを送って頂きました
アドバイザーの皆様に
心からの感謝を申し上げます。
多胡まきゑ先生
田村晃子先生
西谷玲子先生
ありがとうございました
2021年8月10日
【実施レポ】2021年ピティナ・ピアノコンペティション舞鶴地区予選
2021年6月27日(日)
第45回ピティナ・ピアノコンペティションの舞鶴地区予選が開催されました。
昨年はコロナウイルスの感染拡大のため、課題曲チャレンジに形態が変更となりましたが、今年は実地開催となり、123組、131人の子どもたちが全力の演奏を披露してくれました。
昨年は発表会等の演奏機会が失われた子どもたちも多く、練習へのモチベーションや意欲が低下することもありました。
しかしながら、今年は舞台での演奏が叶うということで、例年よりもさらに気合いと情熱の入ったコンペティションになったことは間違いありません。
参加した全員が長い練習期間の成果出そうと、真剣に曲に向き合い、この日のために練習を積み重ねてきました。
一生懸命、演奏に向き合う背中も、緊張と闘いホッとした表情も、どれもこれもが舞台だからこそ見られるものばかりだったと思います。
華やかの演奏の影には、笑顔も涙もあります。
時には心が折れそうになる日も保護者の方と共に励まし合い、歩んでこられたこと、コンペティションを通じて、学んだことがたくさんありました。
こうした機会がなければ知らなかった子どもたちの成長が、私たち指導者に、改めて音楽の素晴らしさやピアノの楽しさを教えてくれたように感じます。
コンペの夏は次回の西日本京都地区本選へと引き継がれますが、演奏したすべての子どもたちが今日の演奏を糧として、さらに飛躍してくれることを願っています。
昨年度のステップに引き続き、受付での検温や来場時や演奏前、演奏後の手指消毒、観客席の座席の間隔を広めに取る等、運営スタッフと参加者全員が様々な感染拡大予防対策に留意した今回でした。
審査してくださった審査員の先生方をはじめ、多くの皆様のご協力により、無事に開催出来ましたこと、心より御礼申し上げます。
なお、今回優秀賞を受賞された方の中から、特別賞を受賞された皆様をお知らせいたします。
舞鶴市長賞 C級 小泉絢太郎さん
舞鶴市教育委員会教育長賞 B級 志月哉太さん
舞鶴支部賞 A1級 阿部七望さん
十字屋賞 B級 阿部心咲さん
カワイ賞 C級 山尾寧音さん
以上の方々です。
おめでとうございました。
舞鶴支部広報 尾松司織
2020年11月 2日
舞鶴ステップ開催レポート(2020.10.25)
アドバイザーに、永井美樹先生(兵庫県)、平松優子先生(京都府)をお迎えし、62組(内4組欠席)の参加者たちに、沢山の温かいメッセージを頂きました。
先生方、どうも有難うございました。
コロナ禍での開催の為、スタッフは、例年以上に念入りに打ち合わせをし、当日は、入り口での検温と手の消毒、マスク着用(演奏時のみ、マスク外す)、更に、演奏直前にも手指の消毒、ホールのドアは常時開放、観客の人数制限等、出来る限りの感染防止対策を行いました。
観客数制限の開催でしたが、ご家族の方や先生たちが見守る中、今日まで一生懸命練習してきた成果を精一杯演奏した参加者たちの顔は、清々しく見えました。
久し振りに味わうステージの緊張感や、ホールに響き渡る温かい音色を聴きながら、やはり生の音が一番だと、開催出来た喜びを感じる一日でした。
舞鶴支部
山尾 絵里





マスクを外してパチリ!




♪継続表彰を受けられた方々 おめでとうございます!
〈25回〉
木戸 菜津
〈15回〉
藤澤 里桜
阿部 文海
平松 琉翔
北田 裕梨佳
〈10回〉
山尾 寧音
小泉 絢太郎
小泉 聡次郎
吉田 彩良
〈5回〉
阿部 心咲
吉田 真宝
大嶋 心結
伊木 青空
矢野 詩桜理
柚村 花
志月 哉太
堀江 結未
中嶋 真矢
2019年11月 7日
舞鶴支部発足20周年コンサート・レポート
今年はステップと同時開催で、舞鶴支部の発足 20 周年の記念コンサートが開催されることなりました。
記念コンサートの 内容としては、今回、ステップのアドバイザをお世話になったドゥオールの藤井隆史先生、白水芳枝先生と12人のヤングピアニストがサン=サーンス作曲 動物の謝肉祭を リレー演奏するというものです。

ピティナピアノステップ、コンペショ等で継続5ポイント以上を獲得している地元のピアニストがドゥオールのお二人と過ごした 3日間をご紹介します。
本番 2日前。
緊張と期待の溢れる子供たちが会場に集まりました。まずは一度合わせてみしょう、と始まった初めて練習。

時間の許す限り、初合わせから改善点を丁寧にご指導くださいました。 15分程度の短時間ではありましたが、その間に曲に対しての見方やイメージが広り、 音が変わっていく様子は、驚くばかり。 誰もが、今日より明日はまた上手くなっていたい。そう願った時間。 小さなピアニストたちがまたひとつ大きくなった1日目が終了しました。
本番前日。朝は9時から始まった練習は、一人30分のみっちり練習。 午後の夕方の最終の通し練習に向けて、より気持ち入る練習でした。

この日、何より印象的だったは、ドゥオールのお二人の妥協のなさです。 今回、地元のピアニストと合わせるいうことで、連弾自体の経験も まだまだ少ない子ども達も多数いましたが、だからと言って子どもに対しての妥協はありません。
本気の演奏、舞台作り。
ナレーションを読む速さ、演奏との間、表情の付け方、舞台で動き、姿勢。
舞台作りは、何ひとつ甘さのない丹念な作業でした。
サン =サーンスの動物謝肉祭は、ドゥオールのお二人にとって、長年とっても大切されてきたプログラムです。 それをこうして子どもたちの共演という形で再度練られることがどれほど難しいことか、どれほど有意義なことか、見てるこちらまで熱量を感じる、きめ細やかで緻密なご指導。
どのピアニストにも、本気でぶつかり、本気で良いを求められる姿勢に、その会場にいた誰もが心を動かされたと思います。 ただ、良いものを作りたいという、ひとつの目標に向かっていく空気感が、12人のピアニストはもちろん指導者である私達にまで一体感を与えてくれました。
朗読コンサートであるため、ナレーションと演奏の間合い、詩を読むスピード、表情の付け方に至るまで、ただ目の前の音楽をまっすぐに届けたいとう気持ちが溢れるご指導。
優しさと熱量のある指導はその日、16時まで続きました。
その後 16時半からは全体の通し練習を行い、自分の担当曲を練習してきたピアニスト達は、それぞれが物語の大切なピースとなる感動に包まれていました。
ただ、このプログラムを成功させい!その気持ちが会場にいる全員生まれた瞬間。 「あとは楽しむだけ! 」という藤井先生 、白水先生、お二方からの一言が、悩んだり迷ったり、練習を繰り返したピアニスト達に、今回のコンサートの意義を思い起こさせました。
そして、来たる当日。
朝からの通し練習を済ませ、あとは本番待つのみとなり、それぞが成功を祈りながら解散となりました。
コンサートの開催はステップ終了後の16 時半頃。 会場いっぱいにお客様が詰めかけ、 賑やかに、温かに会場が包まれた頃、ドゥオールのお二人がアバイザーからピアニストになられ、ステージの上に来られました。
まさしく、カーニバルが始った瞬間。
ドゥオールのお二人が 20 周年のお祝いにと「美しき青きドナウ」の華やかな演奏をご披露くださいました。 いよいよ動物の謝肉祭が始まります。
今回は谷川俊太郎さん作の詩にのせて、広瀬弦さんの絵をプロジェクターで投影。 その世界を目と耳で感じて頂ける工夫を重ねました。

一人一人がスポットライトに照らされたピアノの前に座り、 華やかな演奏で音楽の物語をつなぎます。
その集中力と、繊細な音色で客席に透明感が溢れた時、この3日間の思い出と達成感、充実感が心に溶けていくような気持ちになりました。

音楽は一瞬であれど、こうして音という形で心に残ってゆく、永遠のものであることを実感した時、自分自身が音楽に関われる尊さを感じました。
胸いっぱいに感動を与えてくれた、ピアニスト達、熱心なご指導をし、感動の舞台作り上げてくださったドゥオールのお二人。 舞鶴支部が重ねた20年の月日は、こうした小さなピアニストとそれを支えてくださった保護者の方々、心を共にした、全ての指導者の歴史が彩ってくれたのだと感じます。

コンサート終了後は、ドゥオールのお二人と、同じくアバイザーを務めて頂いた松永晴紀先生を囲んでの懇親会となりました。

今日の感想をと、一人ずつにマイク向けられ、話すピアニスト表情は晴れやか。 今回の経験がいかに素晴らしいものだったか、実感する会となりました。

今回の開催にあたり、ご尽力頂いた全ての皆様に心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。
今後も舞鶴支部の歴史は続いていきます。 ますます、素晴らしい舞台が、演奏が数多く生まれていくことを願って。
舞鶴支部 広報 尾松司織
舞鶴ステップ開催レポート(2019.10.20)
今年も例年通り、舞鶴商工観光センターコンベンションホールにて、ピティナ・ピアノステップが開催されました。

ただ、今回は20周年の記念事業として、コンサートが同時開催されることとなっており、いつもとは違う空気に包まれたステップ。
中には、体操着で天国と地獄を6手連弾されたり、緊張した表情でマイクを手に、まっすぐに前を見据え、一生懸命に歌声を響かせたり。ステップと同時開催のコンサートに向けて、運営する支部とバラエティ豊かな参加者の皆様がワンチームとなり挑んだ今回のステップ。音楽を楽しむ気持ちが色濃く表れた、大変有意義な開催で幕を閉じました。
今回は、68組が参加。
演奏後に印象的な講評をお聞き出来ましたので、演奏の様子と合わせて振り返りたいと思います。
ピアノは楽器の特性上、「うたう」という作業がとても難しい楽器です。
歌、そのものは言葉がダイレクトであり、聴いている人にも伝わりやすいですが、ピアノという楽器は言葉を話すことが出来ない分、音で伝えることが必要となってきます。
これはどういう曲なのか、曲全体の中で歌にあたる部分はどこなのか。ピアノ自体が歌を歌っているように弾くには、どのような音を出せばよいのか。 それを考える練習はとても難しく、根気のいる作業ですが、 そうしたデリケートな作業をして初めて、ピアノの音色が音楽を奏で、演奏者と一体となるのだと気付きました。 そして、それがまた、聴いている人に感動を与えるのだと。
右手と左手が歌い合うように。自分自身とピアノが歌い合うように。
合わせて、何より大切な、ピアノを弾く上での姿勢についてもお話し頂きました。
演奏前のお辞儀は、足を揃えて、背筋を伸ばし、今から演奏を聴いてもらう感謝の気持ちを伝えること。 お辞儀を通して、演奏への向き合い方や、気持ちが伝わるものだと改めて聞かせて頂くと、 姿勢を整えることは気持ちを整えることにも繋がるのだと感じた次第です。
何気なく、「演奏前にはお辞儀をする」という定型の指導よりも、何故お辞儀をする必要があるのか。 演奏する、聴いてもらうとはどういうことなのか。
ステージでのマナーを、プロの演奏者でもあるアドバイザーの皆様から直接にご指導頂けることは大変貴重であり、自分の演奏を大切に思う気持ちにも繋がると実感すると同時に、 ステップへの参加を通じて、演奏者としての自分自身に気が付けた、そんな時間となったのでした。
他に、年齢の小さな子ども達が多かったステップでもありましたので、手首が打点の起点とならないように、手首を落ち着かせて指を動かすこと等、テクニック的なお話も盛り込まれ、私たち指導者にとっても大変学び多き講評となりました。


今回、支部の担当者が話す演奏前のコメントの温かさや、 毎回定番としてお渡ししている、河合楽器様、JEUGIA様からの薔薇のプレゼントにもお褒めの言葉を頂戴したことで、長年舞鶴支部が愛され、20周年を迎えることが出来た由縁を改めて実感しました。
こうしてここ、舞鶴から生まれた沢山のピアニストの演奏と、共に歴史を重ねてこられた感謝を胸に、来年のコンペティション、ステップ開催に向け、更に飛躍出来たらと思っておりますので、 今後も舞鶴支部へのご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
舞鶴支部 広報 尾松司織
2019年6月28日
【実施レポ】ピティナ・ピアノコンペティション舞鶴地区予選
2019年 6 月 23 日(日)、 小雨が降る舞鶴にて、今年も第43 回ピティナピアノコンペ ティション舞鶴地区予選が開催されました。

朝から生憎のお天気となりましたが、次第に天気も回復。
会場ロビーでは、開場早々、小さな子ども達の声ととともに、緊張と笑顔が溢れ、今年もピティナの夏が来たと実感するスタートとなりました。

舞鶴地区予選では、161名の参加者(内 欠席者 1 名)を迎え、賑やかに幕を閉じましたが、令和元年となり、音楽文化の移り変わりが感じられる中、舞鶴地区において長年コンペティションが開催されてきたことは、大変素晴らしいことだと感じます。
今回はA1 級から F 級、連弾まで様々な演奏がある中、審査員の先生からも粒揃いの演奏だとお褒めの言葉を頂きました。
審査委員長である、田中美江先生は舞鶴へのご来訪は2 度目とのこと。
すべての演奏後に行われた表彰式での温かなご講評を紹介致します。

『興味を持つ』ということについて。
舞鶴予選では、多くの小さい子ども達が参加する中で、今後どう長く音楽を愛してもらうかというお話についてお聞かせ頂きました。
時間を忘れて取り組んでもらうために、保護者の方にはアメとムチを使い分けて頂きたいと。
美味しいものを食べたいのなら、美味しいものを食べさせてあげる。
美しいものを作りたいのなら、美しいものを見て、聞いて、体感させてあげる。
実体験こそが、音楽を作っているのだというお話でした。
また、本日の予選では、ソロだけでなく、デュオも大変充実しており、いつもは一人で取り組むピアノも、 誰かと共に合わせることで、その音も、可能性も広がりうる 、音楽の楽しみ方、作り方にも言及されました。
音を、音楽を、 作るとは何か。
海があり、山があり、子ども達が肌で季節の移ろいを感じられる舞鶴は、大変に恵まれた環境です。
そんな中で多くの子どもたちの心に音楽の土壌を築き、ピアノを通じて情操を培う、文化振興を望むというお言葉からは、実体験を生むことが出来る舞鶴という地に根付いて、音楽に携わっていける喜びを改めて感じることが出来ました。
ピティナピアノコンペティションは、普段のレッスンでは出会わないような曲に触れられる絶好の機会です。
また、4 期を 学ぶことにより、様々な時代の音楽の移り変わりを経験出来ます。
ピアノという楽器の特性上、どうしても一人で演奏する機会が多いですが、ピアノの音一つにとっても、例えばここは ピアノ以外のどのような 楽器だろうと想像したり、ただ弾くだけではない音楽の楽しみ方を提示して下さることは、コンペティションを通じて音楽の深さを知る意義にも繋がると感じました。
熱心かつ愛情に溢れたご講評には大変感銘を受け、指導者だけでなく、多くの子ども達、保護者の方も気持ち新たな表彰式だったのではないでしょうか。
表彰式では、今回優秀賞を受賞された方の中から、特別賞の授与も 行われました。


結果は以下の通りです。
舞鶴市長賞 | 小泉絢太郎さん |
---|---|
舞鶴市教育委員会教育長賞 | 山尾 寧音 さん |
舞鶴支部賞 | 小泉聡次郎さん |
カワイ賞 | 山下紗里さん |
JEUJIA賞 | 高橋 佳奈 さん |
以上の方々です。
おめでとうございます。
本選への出場者は、58 組 71 名となりました。
8月の西日本京都地区本選では、さらに熱い演奏が繰り広げられることと思います。
引き続き、皆様のご活躍をお祈り致します。
(舞鶴支部広報 尾松司織)
2019年3月29日
【セミナー実施レポ】2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー
2019年3月10日(日)に舞鶴市政記念館(2号棟)にて伊賀 あゆみ先生をお招きし、「2019年度 コンペ課題曲企画 課題曲セミナー」を開催いたしました。
まだ肌寒い3月 10 日、赤レンガの市政記念館にて昨年度に引き続き伊賀あゆみ先生の課題曲セミナーを開催致しました。
まるで魔法のように湧き出てくる素敵な音とお話に魅了され、予定を越えた 3 時間という時間が瞬く間に過ぎました。
親子連れでの参加も目立ち、熱心に学ぼうとする意欲とそれを支援するご家族の姿に心強いものを感じました。
特に印象に残った点をまとめました。
時代や様式・作曲家の特徴などに合った音色や弾き方があるということ。楽器の歴史により変化してきたバロックとロマン派の弾き方による音色の違い、楽器の変遷による音やタッチの違い、ジャズとクラシックの拍のとらえ方の違い、作曲家の特徴やキャラクターを意識しての演奏すること。離鍵の意識、タッチの準備、呼吸の準備、瞬時に左手と右手のバランスをとって音が出せるようにする、指の付け根に響かせる。関節を意識した手の形にする等音色は姿勢や指、手首、指の付け根の関節、腕などの動きによって変化することを実際に弾き比べて頂きました。
また耳を使い、耳でわかりながら音を創って、いい耳を育てることが大切で音色の多様な表現を可能にしていくアプローチの仕方を学びました。
半終止と全終止の違いの効果を和声の機能を考えながら、ハーモニーの色を感じ取り、曲の形式を理解したうえで頭の中のアナリーゼを聞く側にもわかるように弾く等、深い理解と正しい実践で良い演奏につなげていくこと大切だということがわかりました。
プロジェクタースクリーンを活用し会場どの席でも先生のご指導が伝わり、受講している者にとって良い環境であり親切で手厚いものでした。ありがとうございました。
Rep:南部 久仁子
2018年11月 5日
舞鶴ステップ開催レポート(2018.10.21)
今年は総勢65名の参加があり、ステップデビューの生徒さんが多く、スポットライトを浴び緊張の中で自らの演奏を評価してもらうという新しい世界を実感され、良い経験となったでしょう。
これから始まるピアノの学習の旅が有意義なものになって欲しいと願う気持ちです。
皆さん選曲を工夫し、楽しみ、取り組んでこられた様子がうかがえました。
終了後早速、生徒さんから「あの曲が弾いてみたい」と反応があり、学びの広がりがあったことを嬉しく思いました。
春畑セロリ先生のトークコンサートは耳やからだを使って、会場全体が参加できる楽しいものでした。
「学校のチャイム」をおしゃれで魅力的な響きの和音で弾いて下さり、和音でこんなに雰囲気が変わるものだと体感しました。
会場の皆さんで和音進行を選び「学校のチャイム舞鶴版」を作ったり、じゃんけんや感覚遊びを取り入れた、音楽と言葉を結びつける遊びでイマジネーションを働かせ、あらゆる場面で気持ち、心、色、自然等、人間の生活の中で総合的な感性を活性化させていくことの奥深さ、大切さを興味深く感じながら学ばせて頂きました。
先生方の講評では、ていねいにきちんと音を出していて心のこもった演奏であったが、 もっと自分らしさを出して、自分としての表現、個性を出してほしい。
ハーモニー、伴奏部に目を向けて、なぜこの和音が使われているか、疑問をもって聴き、次には自分としてどのように音を出すか考え、発展的に紡いでいく、また、曲の形式、変化、調性を踏まえてどう弾くか考えてほしい。
フレーズの入り際の音をもう少し工夫してほしい。
そして同じく最後の音、鍵盤から指を離した後の空中に残っている音も大切にしてほしい。
これについても「おはよう」の挨拶言葉やドレミファソの音列を使ってわかりやすく教えて頂きました。
音楽を物語や景色に例えて、読み手や見る者がどのように共感し、心奪われるかを考え、楽しんで弾くことが大切である。
長いフレーズや長い曲を弾く場合、山や谷をつくり、頂上までどのようにもっていくか、考えて弾くこと、とのアドバイスもありました。
さらにコンサートグランドピアノの特性を知り、その機能を生かした演奏を心がける。
左手の音の大きさに気を付ける。右手薬指、小指のトレーニングをしっかり行う。ピアノとイスの距離や位置、イスの高さ、足台の有無等配慮し、しっかり演奏環境を整えて演奏者の力が発揮できるようにする等、具体的に教えて頂きました。
以上、目から鱗、耳に残るお言葉ばかりで貴重な学習をさせて頂いた一日でした。
レポート 舞鶴支部 南部久仁子
継続表彰の皆様です。おめでとうございます。
【5回表彰】
上林 乃笑
平和 かなた
赤井 麻菜
吉田 彩良
澤田 太陽
【10回表彰】
平松 琉翔
吉田 陽季
【15回表彰】
藤澤 真桜
【25回表彰】
村山 瑠





