◆第一回 今野万実先生 「アメリカ編」(ギロック)


作曲家として知られているギロックは、ピアノ指導者でもあり、音楽教育家でもありました。
「はじめてのギロック」を導入指導で使用する進め方とは・・・
♪導入期のポイントとして分かりやすく指導!
♪大げさに!
♪何度でも本気でやる!
実践を交えてパワフルに熱くお話しされました。
導入期の柱として「指づくり」「音づくり」「耳づくり」の3っがあり ステップ1の指づくりではノンレガート奏法真っ直ぐ入れ、真っ直ぐ抜く打鍵が大切であること。
グッズ使用ではインパクトが大事であり、装飾したクリップ・トングを使い指の吸い付きよく音を引き出す、指を止める練習。

ステップ2の音づくりでは、レガートでは横の響きを繋ぐこと。 声に出して歌う重心が大事であり、指の重さの乗せ換え(計り・円クッション使用) スタッカート奏法では体をほぐし、鍵盤の上で上手く弾む感覚を身につけるためのグッズ(ボール使用)ボール無しでも同じ動きが出来るまで根気強く指導すること。響き上げていくPPからffへ。
ステップ3の耳づくりでは、バランスの大切さを目で見てわかるバランス作りのためのグッズ(バランスみかん使用)基本のバランスがとれるようになったら個数を変えるなど自在にバランスを変えられるように。
第2章「アルゼンチン」ではアウフタクトの入りを眉ブレスまで表現。 スタッカートはバネ、響きが大切で、手拍子してすぐに弾く。ドッシッと音と音の間にシャッターを入れる。支え大事。1,5指で鉛筆つかむ姿勢とても大事。
「ガボット」では8分音符のスタッカート練習、速い勢いで指先止める等など 「笑顔」と「根気」を導入時期のポイントとし、「心」と「音」を育てることを心掛けて指導するよう努力したいと思います。
詳しい指導内容は今野万実先生著によります「ピアノの先生が知っておきたい導入期の指づくり音づくり耳づくり」に掲載されています。
今野先生のセミナーを受講した日のレッスンでは、よりパワフルに目力を持って熱く指導したことは言うまでもありません。 笑顔で心を開放してピアノに向かえるよう、子供達への言葉かけを忘れずに前進して行きたいと思います。
今野先生、またお会いしたいです、本当にありがとうございました。

よか音ステーションスタッフ 岩岡ゆり