この度は演奏実技3名、指導実技3名...ちょっとさびしい指導者検定ではありましたが、受検下さった先生方のピアノ指導へのご熱意には今回も敬服いたしました。
演奏実技ではバッハのインヴェンション、古典様式のソナタ、ソナチネ、ロマン派の作品、近現代の作品の演奏をして頂きます。
四期それぞれの特徴をよく理解した上での演奏を求められます。普段のご指導の傍ら時間を見つけては検定に向けての練習を重ねられる姿が目に浮かびました。
指導実技では初対面のモデル生の演奏を聞いて、瞬時に問題点を見出し改善に導かなくてはなりません。「こんにちは!お名前は?」からスタートしてその時間はわずか10分。
曲のイメージ、曲調の変化など生徒さんの口から引き出し、その曲をどのように捉えているか、また捉えるべきか確認をしたり、場合によっては手指の癖を見抜き片手練習など提案し補正していきます。良くなった点は心から喜んであげ達成感を共感!
...これを3人の試験官の先生と他の受検者の前で行うのです。この勇気と努力、そしてその根底にあるピアノ指導への情熱に感激です。
本当に勇気を必要とする検定ですが、試験官の先生方からの細やかで的確なアドバイスシートは大変貴重です。これからもご熱意ある先生方のご受検、お待ちしております。