4月7日(火)、日比谷スタインウェイサロンにて渡部由記子先生による「第32回ピティナ・ ピアノ
コンペティション課題曲講座(B級・全曲)」を 開催いたしました。
満開の桜、まさに春本番という中、全国各地から多くの方においで頂きました。
3月のA2・A1級に引き続きお越しいただいた方、例年この講座を心待ちにして下さっている指導
者の方々などで会場内は熱気に包まれました。
講座は、前回のA2・A1級と同様、まずコンペについてのお話から始まりました(前回は「コンペの
意義」)。今回は「コンペの合否」についてです。
「子供が傷つくことがかわいそうだから、コンペは・・」というご意見を聞くことがあります。
はたしてそうでしょうか。コンペで避けて通れない、合否についての考え方を、渡部先生がお話
くださいました。
○コンペで重要なことは、結果ではなく、過程です。
○比べるのは人とではなく、昨日の自分、昨年の自分・・
○30%しか予選通過しません。負けるのはあたりまえ。。しかし無駄な失敗はひとつもありま
せん。
○目標を決めて頑張ることが大切。
○人間は「挫折」をしながら成長するのです。
○成功の反対は失敗ではなく「平凡」。
○失敗を恐れて挑戦しないこと自体が敗北です。
○全てのことは、最善のためにあります。
○過程が大事だということは、ピアノとコンペが教えてくれます。
実力をつけるためには練習量が必要、そして、結果を出すためには、どれだけたくさんのことに気がつくかだ、というお話に、毎日の積み重ねがとても大事であると再認識しました。各曲については、時代背景・作曲者の説明があり、光らせる音・ポイントとなる音・控えめに出す音など、音の出し方について、具体的な細かい説明がありました。
先生は、シンプルな表現で、曲のポイントとそれぞれの部分の弾き方・音の作り方に、焦点を絞って説明されます。これは実際に指導するときに、大変役にたちます。感性に訴える表現を理解できない子供にもわかりやすく、表情豊かな演奏へ導くことができると感じます。
次回、C級の講座(5月8日(金))では、「本番で最高の演奏をする方法」のお話があります。
○この講座の録画DVDを販売致しております。現在沢山のご予約を頂いているため、少々日数
がかかりますが、お申込み順に発送致します。こちらから用紙をダウンロードして下さい。
○日比谷ゆめステーション今後の活動
4月23日(木)勉強会
5月8日(金)2009年度コンペ課題曲セミナー C級
5月24日(日)公開レッスン(A2~D級)・・レッスン生募集中
6月20日(土)・21日(日)夏季ステップ
11月14日(土)・15日(日)秋季ステップ
※課題曲セミナー・公開レッスンの講師は、渡部由記子先生です。
お申込みは、用紙をこちらからダウンロードしてください。
(Rep. 日比谷ゆめステーション 中前浩子)