12月17日(月)、ピアノステップ2日間のアドヴァイザーを務められた、角野美智子先生をお迎えして、「子育てから学ぶ感性あふれる魅力的な演奏へ」というテーマでピティナ・ピアノセミナーが開催されました。
コンペティションで優秀な成績をおさめ、コンサートでも素晴らしい演奏をされる隼人さんと未来さんのお母様でもいらっしゃるということで、実体験を基に音楽的な子育ての秘訣やエッセンスなどをとても楽しくお話していただきました。
子育ても、生徒指導においても共通することは、
① 自分で考える力をつけること。そして、いろいろなイメージができること。
・子どもがやる気を出すにはどのようにすればいいか、いつもいろいろ考え工夫し、ゲームや遊びの中で練習を続けた。音楽を通じてコミュニケーションを楽しみ、目的のある練習を積み重ね、自分の思いが表現できる演奏になった。(子どもの個性や興味にあったやり方を見出す)
・本をよく読むことで、想像力が豊かになる。
・日常の感情や自然の風景が、音楽に結びつく多くの経験をする。
・音楽が身体の一部であり、音楽の良さを共感できる。
・将来の選択肢の中に、音楽も入っていてほしい。
② 自分で良いか悪いか聴いてわかる耳をもつようになること。
・コンクールやリハーサルで同年代の子が同じ曲を弾くのを聴き、ちがいがわかるようになり、自然に耳が育つ。
・いい音を出したいと思った瞬間からいい音が出せる。
その他、脱力の方法やリズム感がよくなる指導法など、アイディア満載の楽しいお話をたくさん聞かせていただき、とても有意義なセミナーでした。
(Report:栗原文恵)