前回、すっかり虜になってしまったチェンバロという楽器。。。。
第1グループのインベンション勉強会、7月16日(火)、後半となる第2回目に行ってまいりました。
今回は、音楽における修辞法の、「模範」とも言えるバッハのインベンションの中から、
前回教えていただいたフィグーレンレーレ(人間の情緒、キリストの様々な様子を音型にしたもの)を実際に探す、という作業をしました。
減音程・増音程は「特別の苦しみ」、半音階は十字架にかかるためにキリストが歩く「苦難の歩み」などなど・・・(もっともっとたくさんあるのですよ!)。
音型の様々な意味を考えながら演奏すると、ひときわ表現が豊かになります。

また、運指なども、ピアノのように1の指でくぐるということを避けると、独特のチェンバロらしい表情が出て、ほんの少しの間合いなども心地よいことこの上ない・・
弁論家になるために音楽を学んでいたというバッハの時代、弁舌さわやかな演奏家が多くいたのかしらん・・・とおしゃべりな女子たちは、その当時に思いを馳せながら、鴨川先生のお宅を後にしました。 <中前浩子 記>