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ドリアンで遊んでみました♪

ステーション内第2回勉強会、安倍美穂先生による「レッスン室から生まれた曲達」の模様です。(2012年5月14日 伊藤楽器千葉ニュータウン中央センター)

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発表会に使える作品をたくさん紹介していただきました!
 
先生たちにとっては毎回頭を悩ませる発表会の曲選び・・・。
子供たちは「かっこいい曲!知ってる曲を弾きたい!」と言いますが、
指導者としては技術面や表現面で「まだこの曲は難しいかなぁ」と考えていると、本当に限られた選曲しかできなかったりします。
 
安倍先生は発表会に参加する生徒のために「知っている曲を簡単に弾け、更にかっこよく聴こえる!」楽譜を書いたことが、その後の様々な作品を創るきっかけになったと教えてくださいました。
 
「メリーさんのひつじ へんそうきょく」「草競馬」「インディアンのおはなし」等を取りあげて楽曲解説をしていただきましたが、実際に楽譜を見てみると音域もそれほど広くないのに、単調には聞こえない為の工夫が沢山されていました。(そして弾いてみると本当にかっこよく聴こえる!)
 
また、今回の勉強会では事前に「ドリア旋法で8小節程度の曲を作ってみる」という課題がありました。

条件は3つ。
「右手は臨時記号は使わないで、ドリア調の音だけ使う」
「左手に使っていい音はレ、ラだけ。」
「曲タイトルをつける」

この課題を見たときは「難しそうだなぁ・・・」と感じたのですが、実際にピアノの前に座って弾いてみると不思議、不思議!...簡単にドリア調の、雰囲気のある曲を作ることができました!
 
勉強会では作ってきた曲をみんなで発表し合い、聴いている人は曲の「タイトル」をイメージしながら鑑賞しました。
 
演奏後に「タイトル」を発表するという形だったのですが、曲とタイトルが「なるほど!」とリンクする面白い作品ばかりでした。
 
安倍先生の「たいまつの踊り」もドリア調で書かれていて、さらに3度の響きを避けた【空虚5度】を使っているのでクラシック音楽とは違う怪しい(?!)雰囲気が出るということを教えてくださいました。
実際に第3音を入れた和音との音の響きを聴き比べてみると、空虚5度を使うことで民族音楽的な響きになるのが驚きでした。
 
ピアノを弾くだけではなく、音楽をイメージしたり、簡単な曲を作ってみることによって音楽の面白さを再発見できた2時間でした。
そして今年の発表会では、さっそく安倍先生の作品を取り入れようと思いました!
新しい先生方も2名参加して下さり、とても楽しい勉強会でした♪ 

そして、ランチはやっぱり!「ドルチェ付セット」だったそうです。(私はランチには参加できず残念...)
 
塩谷紘子 記

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