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セミナーレポート「ペダルの魔法」(鈴木弘尚先生)

爽やかな 鈴木 弘尚先生のご登場「ペダルの魔法」で始まりました。

3枚ご用意頂いた内容の1枚で終ってしまったとのお話に

また次の機会がとても楽しみになりました。

改めてピアノ音楽の素晴しさと おく深さに感動しました。

 

鈴木弘尚先生のお話のうちから 印象深かったものを

ペダルとは ピアノ音楽に重要なもの

楽器から引き出す最後のスパイス・

大元の味を決めるもの

最後の決め手はペダル

「芸術的 にごり」の響きを作る そして綺麗な音に解決する

ペダルのテクニックとは聞いていましたが、こんなに深く広いものだということを 改めて感じました。

そして演奏の音の心に響くこと すてきでした。

 

3本のペダルの使い分け 決して どのペダルもフォルテ ピアノのみではない

音色の魔法をかけるのに必要不可欠なのも、

譜読みの段階から必要で ペダルの味付けをしながら弾き込んでいくことが大切

1)そこで ダンパーペダルの3段階理解すること

*注(楽器によっても異なる・調律の方と良く話すこと)

①あそびの部分の調整

②ダンパーが上がる(ハーフペダル)

③ダンパーが上がったまま

この3つを使い分ける

何センチ何ミリと云う世界を鍵盤テクニックと合わせてペダルテクニックとして考えることの難しさ

でも美しい音の響きを奏でる喜びも伴うのでしょう。

 

2)左のソフトペダルは 色を変えると考えてみること

左足もペダルの上に置いておく、ピアニストがつける魔法の音が

聴衆に見て分かってしまっては 意味がない。

 

鈴木先生の参考文献より(沢山上げて下さった中から)

  『本当に素晴しいペダリングというものは、指でのペダル(フィンガーペダル)との

組み合わせでしか実現できません』=(クリスチャン・ツィメルマン)

  『生まれてくる前に消えていく音、と云うものを表現する唯一の手段がペダルなのです。』

『ペダルを全く用いないで弾くことは、規則の中の例外です。』

『わたしのペダリングの全体のうち80パーセントはハーフペダルです

全ペダルは20パーセントにも満たないでしょう。』(クリスチャン・ネイガウス)

(ツイメルマンの おじいさんで、鈴木先生の先生。)

ピアノ勉強の初歩から フィンガーペダルを学ぶことが大切

年の初めに大切な間t具会味わいあるお話伺って この一年は今日の日を忘れないだろうと心に感じました

素敵な 大変有益な深いお話でした。鈴木弘尚先生有難う御座いました。己の感性と耳を開きたいたいと思いました。

次回;2011年2月10日セミナー

「基礎的脱力奏法から美しい音へのアプローチ」

  佐々木 恵子先生  東音ホール:10001200a.m.

皆様のお出でをお待ちしています、

                      (文責:山手支部 上総治子)

  

 

 

 


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