2022年6月30日

富山6月ステップ開催レポート(2022.6.12)

6/12(日)富山ステップを、北日本新聞ホールにて、無事に終了致しました。トークコンサートも復活し、会場内の人数制限も解け、ほぼ通常通りのステップとなりました。

大阪府より惣田安子先生、宮城県より平間百合子先生、東京都より宮谷理香先生をお呼びし、アドバイザーをして頂きました。

理香先生のトークコンサートは、15:40〜20分程。ホールの客席は、最近見た事が無いほどの沢山のお客様で埋まっていました。スカルラッティソナタ、モーツァルトソナタ、ショパンのワルツ、ノクターン、ポロネーズと、名曲を5曲演奏して下さいました。時には情熱的に、時にはこぼれんばかりの笑みで歌いあげる音色は、視覚からも聴覚からも刺激を受ける演奏でした。中でも私が小学生の頃から大好きだった英雄ポロネーズは、全身全霊で演奏されているお姿に心が震え、自然と涙が溢れました。

86組の参加者の皆さんも、熱演でした。
私は常に1番前で聴いていました。コンクールを控えてる方達の演奏は、真剣さが伝わってきて、聴く側もキュッと心が引き締まるし、父子連弾は、リラックスして体をゆらしながら楽しんで聴けるし、色んなカラーがありました。中には、ピティナの指導者検定を受ける為に練習されている方もおられました。

講評では、宮谷理香先生が、強弱は、ただテレビのボリュームを上げたり下げたりするだけの調節ではなく、相手に何を伝えたいかの表現力が大事である!というお話しをされました。その後に、平間百合子先生はそのお話を受け負って、継続表彰で賞状を読み上げる時に、とっても表現豊かにお声を発して下さり、「頑張ってね!!!!」と元気に言ってマイクを表彰者に向けると、「はい!!!!」と同じような溌剌とした声が返ってきて、笑いを取りました!笑

惣田先生も、家での練習でしておかなければならない大事な項目をいくつも取り上げて教えてくださいました。

参加者の皆さんは、色んな思いを心に秘め、帰途につかれたと思います。

お陰様で、第一弾は、無事に終える事が出来ました。第二弾、第三弾と続きます・・。

アドバイザーの先生方、本当に長丁場でお疲れ様でございました!!!

開進堂楽器の吉田さん、富山ちゅーりっぷステーションのスタッフの皆さん、富山支部の皆さん!私を支えて下さり、ありがとうございました。

富山ちゅーりっぷステーション代表
中村恵理子

トークも演奏も
会場を魅了しました
繊細に美しく、全身全霊を込めて
演奏して下さいました
演奏後に素敵な笑顔を
振りまいて下さいました
ピンクのドレスがチャーミングな
理香先生をより引き立てました
トークコンサートの時は
こんなにお客様が入りました
父子連弾
お友達と連弾男子
毎年出演され、素晴らしいです!!
兄妹連弾
第1.2部の講評(宮谷理香先生)
第3.4部の講評(惣田安子先生)
第5.6部の講評(宮谷理香先生)
第7部の講評(平間百合子先生)
第1.2部の継続表彰
第3.4部の継続表彰
第5.6部の継続表彰
アドバイザーの先生方とスタッフ
アドバイザーの先生方とスタッフ②
宮谷理香先生とのツーショット!
 
 

2022年6月 8日

富山6月ステップ開催します(2022.6.12)

           ≪ご挨拶≫

平々凡々の日常が、どんなに幸せだったかを気付かされたこの
2年。また、ウィルスだけではなく、人間が人間を攻撃する様
を目にする日々。そんな状況下で、細い平均台の上の如く、
グラグラと心のバランスを崩しそうになっては、踏ん張ってきた
私たち。ピアノを奏でながら、平穏が訪れるのをもう暫く待ちま
しょう。そして、心の隙間を、音楽で満たしましょう。

この度は、沢山の方々にご参加頂きまして、心より御礼申し上げます。
 
      富山ちゅーりっぷステーション代表
              中村恵理子

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2021年6月 9日

富山6月ステップ開催します(2021.6.13)

              ご挨拶

コロナ禍での生活が、約一年半続いています。悲しい出来事が沢山
ありました。生活様式も一変しました。実家に帰れなくなりました。
入院している方や、施設にいる祖父母に会えなくなりました。旅行に
も行けなくなりました。数えきれない程、色んな事が出来なくなりま
したが、何故か、心は優しい気持ちになります。会えなくなって、
初めてその人の存在の大きさに気付きましたし、旅行に行けなくなって、
平和だった頃の有り難みが身に染みました。何か特別な事をしなくても、
健康である事の幸せを感じられるようになりました。私たちは、
恵まれた環境の中で、やりたい事をし過ぎてきたのだと思います。
地球は、沢山問題を抱えているのだと思います。神様が一度ここで、
私たちに色んな事を考える時間を与えて下さっているに違いありません。
この度は、ピティナ・ピアノステップに沢山の方にご参加いただき、
心より感謝申し上げます。感染予防対策をして、皆さんが気持ち良く
演奏出来ますよう、誠心誠意努めて参りたいと思います。

富山ちゅーりっぷステーション
中村 恵理子

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2019年6月20日

富山6月ステップ開催レポート(2019.6.9)

ピティナ・ピアノステップ富山6月地区を、6/9(日)に 北日本新聞ホールにて開催致しました。103組という沢山の方にご参加頂きました。

アドバイザーの先生と致しまして、宮城県より平間百合子先生、山梨県より小林侑奈先生、和歌山県より中村勝樹先生、兵庫県より山本英二先生、にお越し頂きました。

私は、演奏者の表情が分かる一番前で演奏を聴かせて頂きました。演奏前のお辞儀では、緊張感漂う硬い表情。そして演奏終了後のお辞儀は、何と爽快な顔をされていることか!どのような演奏をされても、全ての方が少し紅潮され、やり切ったいいお顔をされていました。その表情を眺めていて、私、いい仕事をしているな、と自己満足に浸っていました。笑

私自身が、特に大切に見守りたいと感じているグランミューズでは、チェルニー100番、ブルグミュラー、バイエルやエリーゼのために、メトネルの4つのおとぎ話第2番、ショパンのワルツOp.69-1、即興曲第2番、バラード第1番、スケルツォ第2番、ベートーヴェンソナタ第27番第2楽章、同じくソナタ 第20番第1楽章・・など幅広く演奏されました。年齢は40〜70代、男女合わせて10名程。正真正銘の音楽愛好家の場となりました。このような音楽に純粋に向き合っているお姿に、心から拍手を送らせて頂きました。

ステップの雰囲気の決め手になるのは、アドバイザーの先生方のお人柄です! 平間先生は前向きで、気さくで、人情味がおありで、無邪気で、ノリが良くて、可愛らしくて、お美しくもあり、とても魅力的な先生でした。Q &Aコーナーでは、1、2部の参加者から出た全員の質問に答えて下さいました。「先生は犬派ですか?猫派ですか?」の可愛らしい質問には、「犬も猫も大好きですが、今は鳥派です」との珍回答。笑「何の曲が1番好きですか?」の問いには、クラシック曲を答えて下さるかと思いきや、「ルイ・アームストロングのWhat a wonderful worldです 」とお答えになり、音楽はクラシックだけではないんですよ!遠回しに子供達に教えてくださった気がしています。

小林先生は、昨年石川県の穴水のステップでアドバイザーとしてご一緒させて頂いた時に、トークコンサートがとても素晴らしかったのと、レストランでの朝食が私達2人しかおらず、少し突っ込んだお話で打ち解ける事が出来たきっかけで、オファーさせて頂きました。今回のトークコンサートは、レスピーギの「ノクターン」、ショパンの「ノクターンOp.9-2」を小林先生のアレンジで。最後はファジル・サイのアレンジしたモーツァルトの「トルコ行進曲」。アレンジされる才能に秀で、クラシックのみならず、色んなジャンルを弾きこなすマルチなピアニストの小林先生は、期待通りの演奏と、美しい演奏スタイルで、やはり会場を魅了しました。

中村先生は、穏やかでとてもスマートな先生でした。Q&コーナーでは、「先生達にどうしたら上手くなりますか?と聞く前に、自分にその問いを投げかけてみよう!自分の耳で判断する能力を身につけよう」と、激励の言葉を頂きました。

山本先生は、温かくニコニコされ、寡黙にステップの進行を見守って下さっていました。ローテーションで山本先生の休憩時間に、ホールの入り口付近でお見かけしましたので、「先生、帰られないでくださいね!」とほんの少し冗談まじりでお声をかけました所、やはりニコニコされていました。笑

先生方のあたたかいお言葉で書いて下さった講評を、生徒を通して拝見させていただきました。あらためて感謝申し上げます。

恒例である、実施事務局企画・・。
今年はどう考えも、クイーンの曲しか考えられず、粛々と、いや最後は大胆に、実行致しました。
曲は「ボヘミアン・ラプソディー」「ウィー・ウィル・ロック・ユー」の2曲。流石にフレディ・マーキュリー役はプロの方に懇願し、男性ユニットのhoBBitのお二人に全てを委ねました。
楽器はフルート、アルトサックス、テナーサックス、クラリネット、ファゴット、チューバ、エレキ、ドラム、ピアノ。ピアノ指導者15名は、バックコーラス。練習とリハーサルを3回ほど設けましたが、毎回3分の1程度の人数。全員集まったのは本番のみ。楽器と歌のバランスも全く分かりませんでしたが、マイクの調整をして下さるホールの方を全面的に信頼し、本番に立ち向かいました。本番は、北陸新幹線の如く、あっと言う間に駆け抜けて終わってしまいました。あっけなさと、寂しさと、気が抜けたのと、出来はどうだったのか心配なのと、あらゆる感情が湧き起こりました。が、とにかく楽しかった・・。hoBBitの歌声は素晴らしかった・・そしてかっこよかった・・。平間先生は、私の掛け声に、「イェーイ!」と乗って下さった。嬉しかった!!

ご協力頂いた楽器の方々、バックコーラスの先生方、そして何より共演して下さったhoBBitのお二人に感謝しかありません。

という訳で、今年も無事に終える事が出来ました事を、ここに報告させて頂きます。

ステップに関わって下さった全ての方々、本当にありがとうございました。また一年後にお会いしましょう。

富山ちゅーりっぷステーション代表  
中村恵理子

平間先生のQ &Aコーナー
1・2部継続表彰
1・2部記念撮影
小林先生のトークコンサート
小林先生のトークコンサート
山本先生のQ &Aコーナー
3・4部継続表彰
3・4部記念撮影
中村先生のQ&Aコーナー
5・6部継続表彰
5・6部記念撮影
小林先生の講評
7・8部継続表彰
7・8部記念撮影
実施事務局企画
実施事務局企画
実施事務局企画
 
 

 

2019年6月 5日

富山6月ステップ開催します(2019.6.9)

             ≪ご挨拶≫

令和の時代が始まりました。時代が変わっても、私達身辺は、平成時代と何ら変わることの
ない日常が続いているように感じます。が、時は刻一刻と過ぎており、万人が着実に歳を
とっていきます。私自身、小学生だった頃がついこの間の様に感じるのも、時の経つのが
早い事を証明しています。私はこの歳になって、ふと、やり残したことはないだろうか、
と考える事があります。何かにとらわれて、自分が本当にしたい事が出来ていないのでは
ないか、と自問自答するようになり、次第に、自分の心が欲している事を優先するように
なりました。
もし、皆さんの中で、今やりたいと思う事が音楽であるのなら、どうぞこのステップを存分
に活用なさってください。挑戦する自分と向き合い、一歩踏み出せた事を、誇らしく思う
一瞬が見出せるかもしれません。
最後になりましたが、今年も多くの方にご参加頂きまして、心より御礼申し上げます。
皆様の心のこもった演奏を楽しみにしております。
       富山ちゅーりっぷステーション代表 中村恵理子

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2018年6月25日

富山6月ステップ開催レポート(2018.6.10)

6/10(日)、この日は初夏にも関わらず、
涼しげな清々しいステップ日和となりました。

東京都より松田映子先生、長瀬里子先生。福岡県より後藤ミカ先生。
兵庫県より菊地葉子先生をアドバイザーとしてお招き致しました。
とても明るくて美しく、それでいてバイタリティのある素敵な4人の先生方でした。

出演者は、ご自分のレベル向上の為、あるいはコンペのリハーサルとして、
それぞれ目標を掲げて参加されています。
特に7、8部のグランミューズは、ステップ本来の意義を果たしており、
弾きたい曲を弾き通す!
という強い〝意思〟と〝行動力〟を感じました。
毎回一緒に参加してソロのビデオを撮り合う母子、
同志の方と励まし合って参加される女性、
〝思い描く音楽〟と〝緊張〟の狭間で闘っている男性。
それぞれの思いで演奏されているのが分かり、感銘を受けました。

後藤ミカ先生のトークコンサートは、
まずは先生ご自身の作曲された「ふくらまないなあ」を弾かれ、
会場に〝何が膨らまないのかなあ?〟と呼び掛けイメージを膨らませました。
「弾き方は、作曲家と同じではなく、自分なりのイメージで作り上げていいのよ!」と
おっしゃいました。

次に、会場の中からの可愛らしい姉妹が登場!
曲は「メリーさんの羊」扮する「メリーさんの四季」。
まず妹さんがメリーさんのメロディを4回繰り返します。
先生がその上に、春夏秋冬の順を変えた伴奏を弾いていきました。
「それぞれ何の季節だったかな?」と問いかけ、会場の皆さんに当てさせました。
2曲目は「げんこつ山のたぬきさん」扮する「あちこち山のたぬきさん」。
今度はお姉さんの方が、やはり同じメロディーを3回繰り返し、
先生がその上にタイトル付きの変奏された伴奏を弾いていきました。
姉妹のお二人は、移り変わる伴奏にも綺麗にメロディーを乗せる事が出来、
とても立派でした。
ミカ先生との共演も、素敵な思い出ですね。

次に、松田映子先生との華やかな連弾が始まりました。
ブルグミュラーの「素直な心」扮する「素直にはずんでカーニバル」、
2曲目はタンゴ風にアレンジされた「アラベスク」。
ノリが良く、爽やかで、それでいて華やかな演奏で、
いつまでも聴いていたい心地良さでした。
映子先生はとってもノリノリで楽しそうで、ミカ先生のアレンジ力も圧巻でした!!

最近、私達の実施事務局企画は、世の中の流行りを取り上げています。
今年はAIさんが歌っている「みんながみんな英雄」。
auのCMはシリーズ化されており、ストーリー性のユーモアが注目されています。
冒頭の無音の小芝居も、着信音からの私の台詞も、本番当日に決めました。
CMを連想させるような衣装・・着信音を木琴で・・
着信音からの「しもしも~」は平野ノラ風・・、等々工夫を凝らしました。
ステップ参加者のみならず、一緒に踊って歌ってくれるノリの良い子供達を集め、
フラッシュモブ風に仕上げました。
メイン合唱はステーションの仲間で歌いましたが、少人数であるにも関わらず、
音響さんの技量で歌声がとても良く響き渡りました。
また、後ろの楽器隊は、可愛らしい中学生から大人の方の、機転の利くお上手な方達で、
歌声に勝たないよう音量をセーブし、歌をしっかりと支えてくれました。



今年も全てのプログラムを無事に終える事が出来、安堵しております。
また、演奏者や聴く側のマナーがとても良く、ホール内が心地よい空間でした。
来年も沢山のご参加をお待ち申し上げております。

富山ちゅーりっぷステーション代表
中村恵理子

1、2部 継続表彰
1、2部 集合写真
3、4部 継続表彰
3、4部 集合写真
5、6部 継続表彰
5、6部 集合写真
7、8部 継続表彰
7、8部 集合写真
ステーション、この人なしではあり得ません‼️
縁の下の力持ち
慣れない袴に、てんやわんや
実施事務局企画の準備
受付嬢、元気に明るくお迎えします!
準備完了‼️
女きんちゃ〜ん
舞台裏、どこを撮ってもSmile Smile Smile

2018年6月 6日

富山6月ステップ開催します(2018.6.10)

ごあいさつ

3月までどんよりと低かった富山の空も、
やがて春めき、周囲が颯爽と活動し始めました。
富山ちゅーりっぷステーションもその勢いに便乗し、
今年も98組の 参加者と共にステップを開催出来ますことを、心より感謝申し上げます。

記憶に新しい出来事として、平昌オリンピックでメダルラッシュ、
将棋界では藤井聡太さんが最年少記録の7段昇段、
野球界では大谷翔平選手が「二刀流は僕のリズム」と言い切り、
米では困難とされている投打で素晴らしい成績を上げています。
また、63歳という若さで旅立たれた西城秀樹さんは、
日本の歌謡界で歴史に残るヒット曲を残しました。
この方達と、私達一般人では一体何が違うのか?と、考えた事はありませんか?
才能と運と努力・・それだけでしょうか?

私は〝想像力〟と〝行動力〟も必要ではないかと考えます。
決まった道をつけず、広い視野で見渡す余裕を持ち、
先が見えない場所にも興味を持って行ってみる!
秀樹さんはロックの先駆者でしたが、後にアニメ「ちびまる子ちゃん」の
テーマソングを歌い、若い女性のみならずお茶の間の子供達の心をも掴みました。
彼のハスキーボイスは、固定化されたイメージをいい意味で覆しました

同じ曲を演奏しても、コピーの様には二度となりませんし、
メロディに付ける伴奏も無限にあります。
固定観念だけに捉われず、イメージを膨らまし、
まだ眠っている最高の音楽を引き出せる様明日からまたピアノに向かってみて下さい。

本日は、本当にありがとうございました。

   
富山ちゅーりっぷステーション代表 中村恵理子

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2017年6月28日

富山6月ステップ開催レポート(2017.6.11)

2017年6月11日の富山ステップが無事に終了いたしました。
アドバイザーの先生方と致しまして、千葉県より安倍美穂先生・飯島裕実先生、
滋賀県より福留真循先生をお呼びいたしました。
参加者の方々により、コンペの課題曲をはじめとする、
数多くの熱演がホールに響き渡りました。

今年は10周年という事で、Q&Aコーナーを2部ごとに設けました。
受付で書いてくださった参加者の質問を、アドバイザーの先生方に、
1部につき1人選んで頂き、クエスチョンを読んでそれをお答え頂きました。
とても面白い質問だなと思ったのは、
「ピアノが上手になるには、ピアノばかり弾いていなくてはダメですか?」
という可愛らしい質問でした。
それは飯島先生が、
「そんな事はないですよ。人はお友達と遊んだり、お出掛けしたりして、
楽しさや喜びや悲しみを経験します。それらを経験しないと、音楽は表現出来ませんよ」
と返答されました。
確かに、楽譜に「悲しげに」と指示されていても、
悲しさを経験していなければその気持ちを理解できず、
音に思いを込める事は出来ませんよね。
このコーナーは、子供は子供らしく、大人は大人の悩みがあらわになり、
とても有意義な時間となりました。

また、安倍先生のトークコンサートは、生誕100年のギロックを記念して、
ギロック数曲を演奏して下さいました。
後半は、安倍先生の自作自演の「眠りのお話」。
安倍先生の音色もお声も、とても柔らかくて、耳に優しい演奏でした。
物語に曲がつくと、お話が頭にスーっと入ってきて、聴き入ってしまいました。

福留先生のグランミューズの方への講評も、とても面白おかしくお話しされ、
前向きに励まして下さいました。

また、今年はステーションが立ち上がって10周年となりました。
それを記念致しまして、実施事務局企画を、プロの男性ユニット hoBBit(ホビット)を
お呼びしてピアノ指導者、アマチュアの楽器隊、子供達とコラボさせて頂きました。
子供達と先生方も、ダンススクールの講師にご指導頂き、一生懸命練習しました。
また、hoBBit のお二人の声はとても素敵で、踊りもお上手で、
やはりプロの凄さを見せつけてくれました。
一カ月弱での企画構成でしたので、不行届きもあったかと思いますが、
今残るは「楽しかった」の一言に尽きます。
どうぞ動画をご覧ください。



10周年を記念する年に、沢山の方々にご参加頂けたことを、心より感謝申し上げます。


富山ちゅーりっぷステーション代表
中村恵理子

2017年6月 7日

富山6月ステップ開催します(2017.6.11)

ごあいさつ

最近ある番組に釘付けになりました。
それは、オーストラリアに住む家族と一羽のカラスの実話でした。

ある日、旅先で母親のサムが高所から転落し、半身不随の体になってしまいました。
退院して家に戻っても、シャワールームで一人泣く日々。

ところがある時、木の上の巣から落ち、
瀕死の状態だった一羽のカササギフエガラスのひな鳥を見付けました。
その子をペンギンと名付け、家族一丸となって看病したことで一命をとりとめました。

すっかり元気になったペンギンは自分を人間だと思い、
サムの愚痴の聞き役になったり、かわいいいたずらをしたり、
息子が歯を磨けばくちばしをつっこんで一緒に磨こうとしたり、
夜はベッドで一緒に寝たり・・。
もう言葉では言い表せない程の愛くるしさです。

ペンギンが飛ぶ事を覚えた時、サムは、自分にも出来る事があると、
ウォータースポーツのカヌーを始め、
障害者カヌーのオーストラリア代表として世界大会に出場するまでになりました。

やがてペンギンは自然と野生に帰って行きましたが、
ある日、長男の誕生日にひょっこり舞い戻り、家族にサプライズをもたらしました。

小さなカラスとの「出会い」が奇跡を起こし人を救ったように、
私たちはあらゆるものの影響で心の変化を遂げます。
そして「気づき」を得ます。
逆に「気づき」を得るために、神様から逆境を与えられるのでしょう。

私たちの学んでいる音楽にも行き詰まりを感じ、
トンネルに入り込んでしまう時がありますが、
人はそんな時こそ必死に明るみに出ようと一念発起するものです。

このステップでは、どんな些細な事でもいいので、
「出会い」の場、「気づき」の場であって頂けたら幸いです。

今年で10周年を迎えました。
記念するこの日に、沢山の方々にご参加頂けた事を、心より感謝申し上げます。

富山ちゅーりっぷステーション代表

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2016年7月14日

富山6月ステップ開催レポート(2016.6.12)

今年は、神奈川県より泉ひろ子先生、愛知県より大岩佳子先生、東京都より尾見林太郎先生、福岡県より木野みゆき先生をお迎えしました。

コンペの課題曲、23ステップ、フリーステップ、連弾・・・ 曲もバラエティに富んでおり、118組がそれぞれのスタイルで真剣に取り組んでいました。
また、大人の方も3組出演され、コンペの練習として参加された方もいらっしゃいました。
また、ステップ直前に手を骨折してしまい、6手連弾が5手になってしまいうグループもありましたが、他の2人がカバーしあい、堂々とした演奏になりました。

トークコンサートに、音大で私と同期の尾見林太郎先生が、平均律の第2巻第11番、バルトークのルーマニア民俗舞曲、シューマンのトロイメライの3曲を演奏してくださいました。
平均律は、とても大きなお体と繊細な指さばきには少しギャップがありましたが(笑)、くるくる回るような軽やかな流れが、何とも心地良かったです。
バルトークは、尾見先生の中から自然と湧き起こるルーマニア舞曲の力強くも軽快なステップを感じました。

シューマンのトロイメライは、私が小学校の頃の下校時に放送で毎日流れた曲でした。
同期の尾見先生が弾いてくださったという意味では、〝懐かしさ〟という共通点の中で感慨深く聴いておりました。素敵な演奏をありがとうございました。

また、4部と5部の間で実施事務局企画として〝フラッシュモブ〟をしました。
曲は『アナと雪の女王』。吹奏楽の伴奏で歌う事を目指し、何とか数名の楽器奏者をお誘い出来ました。
ピアノの先生方、大人の生徒さん、ご父兄、楽器店の男性お二人、沢山の子供達にご協力頂き、本当にありがとうございました。
百聞は一見にしかず・・ということで、どうそ映像をごゆっくりご覧ください。

今年も無事に全てのプログラムを終了し、皆様に心より感謝申し上げます。


中村恵理子





過去の記事(月別)