2010年2月5日(金)江崎 光世先生によるピアノ指導法セミナー3回シリーズの最終回を開催しました。当日の仙台は道路に雪の残る寒い日でしたが 会場には県内外からたくさんの受講生が集まりました。
江崎先生は私たちがブルグミュラーを初めて弾いた年齢についてお尋ねになりました。小学校の低学年、高学年・・・と参加者の答えは別れましたが先生のご意見は、手の骨格が出来上がる10才前後が良いのではないかとのことでした。
また、先生はブルグミューラーの楽譜だけで何十冊もお持ちだそうでそれぞれの版の良さをご説明くださいました。ウィーン原典版に記されている速度は速いので、それまでに基礎ができていないときちんと弾くことは難しいそうです。
また、市販されている楽譜「バイエルコンチェルト」「ブルグミューラーコンチェルト」のCDを使用して受講生がコンチェルトを体験しました。他の楽器と合わせることによって、原曲の表情がさまざまに変化するのが印象的でした。
普段とても身近にある教材ですが、それだけに指導の際に工夫や注意が必要だと感じました。
江崎先生、お忙しい中お時間をお作りいただきありがとうございました。