◆講師:高橋 千佳子先生
◆場所:和幸楽器大宮店
◆日時:7月20日(木)10:15~12:15 9月7日(木)10:15~12:15
ヴィルトーゾを育てるだけがピアノレッスンではない、
そればかり追い求めるとつらい気持ちになってしまう生徒もいる。
高橋先生はそうおっしゃいます。
確かにそうです。ピアノ指導者はピアノを通して生徒さんたちに
音楽の楽しみを知って生涯にわたって音楽に親しんで欲しい!
その願いが必ずあります。
今の時代の子供たちは大変忙しく、ピアノ練習する時間が確保できない場合もあります。
もちろん気分が乗らない時もあるでしょう。
「今週は練習が足りなかった」と重い気持ちでレッスン室の扉を開ける生徒さんに
「よく来たね!!」と明るく迎え、
「じゃあ今日はこんな、面白いレッスンをしてみようか!!」
と練習していない生徒さんでもレッスンを心から楽しめる、
ピアノってやっぱりいいな、と感じてもらえるような指導を心掛けたいものです。
今回は高橋先生に、そんな時に使える作品をたくさん紹介していただきました。
その他、フランスで一番新しいフォルマシオンミュジカルなどもご紹介いただきました。
何も準備してこなかった生徒さんも「こんな音楽の世界があるんだ!」と興味を持つきっかけになります。
それから私自身が個人的にとても腑に落ちた和音のご説明がありました。
小さな生徒さんには
長三和音→幸せ
短三和音→悲しい
が分かるだけでも良いとのお話でしたが、
長七の和音→けばい!!(派手)
減五短七の和音→やや悲劇!!
減七の和音→天涯孤独!!
他にも、宇宙への広がり!
財産をすべて失ったような!
などと和音の味わいの比喩表現が面白く、イメージが楽しく広がり
曲のアナリーゼにも使えそうです。
音の葉研究会に在籍することで今回も高橋先生の素晴らしい講義を受けることが出来ました。
すぐにでもレッスンに役立てられます。
高橋先生、本当にありがとうございました。