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夏休み親子講座(黒田亜樹先生×西尾洋先生)

◆2016年7月29日(金) 10:00~11:30 西尾洋先生の鑑賞講座
            13:00~14:00 黒田亜樹先生によるトークコンサート
            14:10~15:10  〃   公開レッスン

◆場所 武蔵浦和コミュニティセンター 多目的ホール

春休みと夏休みの恒例行事として定着した西尾先生の親子講座。
夏休みは毎年ゲスト講師の先生もお招きして他では受けられない音の葉研究会ならではの内容でお届けしています。

今年はイタリアと日本を行き来し国際的に活躍されている黒田亜樹先生をお迎えしました。

盛りだくさんの一日からほんの一部ですがご紹介します。

【フレーズの不思議】

最前列特典!?
「好きな音を一つずつ選んで」
という突然のリクエストで出された4つの音をテーマに西尾先生の素敵な即興からスタート。

「あ!」っとテーマを発見。
あちこちに手を替え品を替え?テーマが散りばめられているのを探しながら聞き入ってしまいます。これこそライブの醍醐味!
本でいうなら『ウォーリーを探せ』『みっけ』の音楽版のような楽しい時間です。

フレーズに関するお話はこれまでも繰り返し取り上げられてきましたが、今回は音階のどの辺りを動いているのかに着目したワークを参加者の皆さまと取り組みました。

その中で転調の瞬間を「電車の乗り換え」に例えられていたのが印象に残り、
西尾マジックワードが私のネタ帳に増えました。

2016夏.jpeg

【トークコンサート】

実験?体験!
クルターグ作曲 ピアノのための『遊び(Jatekok)』より1巻1番の「無窮動」を実演。
五線譜ではなく波の模様で描かれたものを感じるままに音にします。

感じること、表現すること、聴くこと、感度を上げてピアノに向かっている子供たち。
楽しそう!

※クルターグは、「子どもがピアノに触れた瞬間から、自由に全鍵盤に上を自由に走り回れたらという考えが、この作品集を生んだ」と前書きに残しています。
kurokuri.jpg

【公開レッスン】

バスティンシリーズより
ポップ・ピアノ・スタイルを使い、クラシックとは違ったブギやロック、ジャズなどの
〝ノリ〟
について教えていただきました。

2016072901.jpegのサムネール画像

カッコよく弾けるコツ!
それは裏拍が肝。

普段メトロノームを表打ちで使っているところを裏打ちに変えるだけ。
ちょっと慣れないので苦戦していましたが、慣れると劇的な変化がみられました。

なんとなんと、バッハの練習にも有効とのこと!
皆さま是非お試しを。

西尾先生と黒田先生
お二人それぞれの視点で音楽の楽しさを様々な角度から感じながら学ばせていただきました。ご参加くださった大勢の親子の方も夏休みの良い経験になったことと思います。

また来年もお待ちしております。

〈文責・須藤美帆〉


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