♪4月25日(木)♪
新年度に入り2回目の研究会は、
いつもと場所を替え、スタインウェイピアノのサロン「さくら館」にて行われ、
調律師さんよりピアノの構造その他について
レクチャーをして頂きました。
クラシカルな調度品に整えられたお部屋に
メンバーの雰囲気も心なしか華やぎます。
始めに、DVDでスタインウェイピアノの歴史や特性、製造過程等について学んだ後、
アクションモデルを用いて更に細かい説明を受けました。
いよいよ本物のスタインウェイピアノを前に
美しい音が生み出される"元の部分"を見ます。
アクションの土台の板の部分には、
本当に微妙な反りがあるそうです。
ごっそりと鍵盤部分を取り出して・・・
3本のペダルがどのような動きをするのか?
弦の張り方、消耗しやすい部分は?
多くの事が見えてきます。
ここにも、響きのこだわりが!
皆で下からのぞき込みます。
多くの質問も出て、
会員の先生方の感動と関心の深さが伺えました。
ピアノという楽器は、
小さな頃から毎日触って来たのに
意外と「中身」については分かっていないのが実情です。
しかもスタインウェイともなると、ホールなどで特別な時だけ弾くピアノ・・・というイメージが先行し、
深く知ろうとすることも恐れ多いような気がしていたのですが、
内部も外部もここまでのこだわりと実に細かな作業工程、
そして長い歴史を重ねて今ここに存在していることを知り、
これからは機会がある毎に、その音色やタッチを大切に感じ取ることが出来そうです。
そして何より、
「ピアノという楽器の素晴らしさ」について
生徒さん達に、心から自信を持って語れそうです。
大変貴重な時間となり、
ご協力下さったさくら館の皆様に心よりお礼を申し上げます。
<文責:大原由紀>